Firefox 51が正式リリースされましたが、 このアップデートでVimperatorの機能の一部が動かなくなる問題が出ています。
Firefox 51
Firefox 51ではこれまで段階的に導入されてきたe10s (Electrolysis)という マルチプロセス技術が基本全てのユーザーに対して有効になるようになっていて、 これによってVimperatorの一部機能が動かなくなっているようです。
Vimperator don’t work in Firefox Beta. Not e10s. · Issue #568 · vimperator/vimperator-labs
特にタブ関連の機能が一通り使えなくなっていて、
:tabopenや<C-p>, gtで次のタブへ移動、等が全て動きません。
dやuでタブを閉じる、閉じたタブを開く、も出来ません。
またrでの再読込も同様にタブの機能を使っているようでtabs is not definedというエラーが出ます。
このtabsという変数は色々なVimperatorのスニペットに載っていますがこの定義の部分が動かなくなっているようです。
また、fでリンクに数字や文字をつけてそれを押すことでリンクを開ける
Hit-a-Hintの機能も動きません。(リンクに文字が関連付けられない。)
タブ関連を取り敢えず自分で実装
ぱっと使ってみて自分なりに使えなくて困ったものを取り敢えず自分で実装してみました。
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それぞれ、新しいタブで開く、タブの移動(次、前)、タブを閉じる、閉じたタブを開く、リロード(キャッシュを使用、破棄)です。
新しいタブで開く、については、単純にこのmytabopenというコマンドを使おうとすると
補完が効かないので一旦空白ページを作ってそこでopenする様なことをしています。
取り敢えずこれでタブ周りで気になる所は直せたかな、と言う感じです。
Hit-a-Hint
これも結構重要な機能なんですが簡単には解決できそうにありません。
とかも今は使えない様なので取り敢えずこれは様子見。。。
差し当たり、/で検索モードに入ってリンクの言葉を検索してその上に来た時にEnterを押すと
そのリンクが開けるのでそれで代替しています。ちょっと、というかかなり使い勝手は下がりますが。
他のVim on Firefox
Firefoxのアドオンのサイトでvimを検索すると、
VimFx
というアドオンがおすすめとして出てきます。
これはGoogle Chromeの Vimium を参考にして作られたアドオンだそうで、 Vimium的な簡単なVimライクな操作がFirefox上で出来るようになっています。
Hit-a-Hintの機能の機能は付いていますが、コマンドラインは実装されて無くて、
open的なコマンド(oを押した時)はそのままロケーションバーにフォーカスが行くようになっています。
tだと新しいタブを開いてロケーションバーにフォーカスが行きます。
Vimperatorを素のままで操作感だけで使っている場合は十分は代替候補になると思いますが、
qmarksの様な機能やプラグインなんかを使って色々やってる場合には代替にはなりません。
単純な操作感だけであればOS全体でも出来たりするので。
k
唯一、現在Vimperatorで使えなくなってるHit-a-Hintがちゃんと動いてたので そこは良いな、と思ったりはしました。
設定に関してはGUIで出来ることが多いようですが、 細かい所は設定ファイルを使ってやるようで、設定ファイルはJavaScriptになっています。
後は個人的にですが、d、uが上下への移動になってたり
Vimっぽくないな、と思う様なキー設定がなんとなくあれだったり。
まあ、変えられますし、Vimperatorに慣れてるからVimperatorのキーに疑問を思わないだけなのはありますが。
ただ、VimFxにするくらいだったらGoogle Chromeにして何かしらのVim的なものを入れるかな、と言う所も。 Vimiumに比べるとVimFxの方が色々できて良い、と言う意見もあったりしたので Vimiumを敢えて使うことは無いとは思いますが。
Google Chromeでの候補としてはcVimかな、と。
これはコマンドライン機能もあり、また設定ファイルもVimスクリプトの感覚で書けます。
Firefoxでもう一つ、昔Vimperatorとケンカ別れして行った1 Pentadactyl ですが、こちらはHomepage上や Firefoxのアドオンサイト上 での更新が止まっているので完全に辞めたのかな、と思っていたら GitHub上で更新を続けていてサイン付きのリリースが公開されています(元々の開発者ではないユーザー?)。
最新のpentadactyl-signed-7304.xpiを入れてみた所、
Hit-a-Hintやtabopen等もきちんと動きました。
設定ファイルに関してはVimperatorのものを多少書き直せば使えると思うので、 もしVimperatorの復帰が難しいようであればこちらに移るのも一つです。
逆に言うと、現状どこまでVimperatorとPentadactylが違う状態になってるかわかりませんが、 Pentadactylで出来るならVimperatorでも出来るだろう、とも思うのですが。
まとめ
そんな感じで色々議論がありますが、 なんとなく、VimFxというアドオンがフューチャーされてる感が強いです。
[Vimperator: a Vim-like Firefox Hacker News](https://news.ycombinator.com/item?id=13403660)
使い方にもよるかもしれませんが、たしかにVimperatorは癖が強いこともあるので。 簡単な操作だけを使ってる人は移る人も多そう。
ただもう結構長い間それなりに使い込んでる状態だともはやVimFxは別物です。
取り敢えず短期的には上のタブの実装だけ入れてVimperatorを使っていこうと思います。
Hit-a-Hintが使えないのは結構不便なんですが、検索技でしばらくはごまかしで。
ちょっと時間がかかりそうであればPentadactylを試してみたいと思います。
ただ、Firefoxの方針として、将来的にこの手のアドオンが全て使えなくなる可能性もあるので そういった時にはChromeに移るのかな、とも。。。