こんばんは! ウェールズ歴史研究家のたなかあきらです。
僕にはいきたい所がたくさんあります。
なかでも最近は長らく行っていないので、イギリス特にウェールズに行きたいです。
ウェールズのさまざまな歴史スポットを訪れて、ブログで紹介したい!
と思っています。
先日、海外旅行ツアーのポスターをみてふと思ったことを記事にしてみました。
「ここ行ってみたい! だけどなあ」
心が引き寄せられ、とても行きたいところがある。来週そこに行く予定である。
世界旅行の宣伝ポスターを見た。とても有名な世界の観光地がいくつも紹介されている。天空に建てられた街マチュピチュ、真っ白な建物に青い海と空が広がるミコノス島、それにアンコールワット、モンサンミシェルなどなど。テレビや雑誌などでもおなじみの場所で、美しいなあ、素晴らしいなあ、一生のうち一度は訪れてみたいなあ、と思っていた場所である。
この中で僕はマチュピチュに行ってみたいなあと思っていた。なぜなら、職場の同僚が新婚旅行でマチュビチュに行き、とても美しい風景の写真を多く見せてもらって、行きたい! と思ったからである。
ポスターを見ながら、僕はその思考を中断して、ふと別の思考を働かせた。
これらの場所って、本当に行きたいと思っている場所だろうか?
どうしてもいま行きたい、と思っているだろうか?
確かに、テレビ番組や雑誌など紹介記事を見ると素晴らしい写真や描写に魅かれてとても行きたくなる。
実際にも写真や描写以上に素晴らしくて行く価値のある観光地には違いないだろう。これには何の疑いも感じない。しかし、僕はとても客観的な質問を自分に投げかけた。
きらびやかな宝石を見て欲しいなあ、いつかは着けてみたいなあと思うように、観光地に憧れているだけじゃないか? 一過性の感情ではないだろうか?
確かにそうかもしれない。チャンスがあれば機会があれば行けたら行きたいなあ、と夢のごとく思っているだけであることに気が付いた。
で、現実に戻ってみた。どこか行きたい所はあるのか? あるある、とても行きたい所がある。心がワクワクする所だ。このドキドキ感はマチュピチュに対して感じる以上かも知れない。
それは僕が住んでいる近所にあった。しかしまだ行ったことはない。
こんな経験はないだろうか?
何度も行ってみようと思うけど、その場所が気になって通り過ぎはするものの、まだ結局一度も行ったことのない場所。
知り合いに聞いてみると、
「その場所良かったよ。君も行ってみればきっと楽しめるよ」と言われる。
「どんな感じだった?」と更に聞いてみると、
「行ってみるとわかるよ」とじらし文句を言われ、具体的に何がどうだったのかよく分からず、想像だけが先行する場所。
僕にとって想像が膨らむ場所は、近所の銭湯だった。藤の湯という名前の銭湯である。写真で見てテレビで見て美しいなあと感動するマチュピチュよりも、なぜか気になるところである。行きたくなるところである。今はずっとこの銭湯のことが僕の頭の中から離れない。
僕は会社の寮に住んでいて、管理人さんの休みか何かで寮の風呂が使えない時がある。冬にシャワーで済ませようとすると凍えるほど寒い。そんな時に、藤の湯に行きたくなるのである。しかし、食事して寝転がって本を読んだりしていると眠くなってしまい、まあいいかと足を運ばなくなってしまう。結局震えながらシャワーを浴びて、行けばよかったといつも後悔している。
藤の湯の前を何度か通ったことがある。銭湯の前には自転車が多く停められ、入り口にはノスタルジックなのれんが掛けられている。近所に住んでいると思われるお爺さんが、洗面器を持ってのれんをかき分けて入っていく。のれんの向こう側は見えそうで見えなかった。
想像と期待が膨らんでくる。
ここの藤の湯はどうなっているのだろうか?結構人が入っているようだが、どんな特徴があり、人々の疲れを癒す憩いの場所になっているのだろうか?
銭湯、藤の湯、この響きも良い。
浴槽は凹凸のタイルでできていてバックには富士山が描かれているのだろうか? 蛇口は湯と水とわかれていて、温度を調整しながら風呂桶に入れなきゃだめだろうか?
そうそう、風呂上がりのびんの牛乳がのみたいなあ。子供の頃に通った昭和的な銭湯を懐かしく思い出しながら、僕の中の理想的な銭湯像に浸りはじめた。
露天風呂はあるだろうか、ジェット風呂も欲しいな、泡風呂はあるだろうか?
とても想像が広がり尽きることを知らない。
そう、のれんをくぐったその先にある銭湯は、今の僕にとってはわくわくする未知の世界、なつかしいあこがれの想像の世界である。
同時に、不安もわきあがってきた。
期待外れのしょぼい銭湯だったらどうしよう? いくら人が多く入っていても、知り合いがおススメといっても、期待外れの可能性は否めない。「行ってみると分かるよ」という殺し文句は、そういう意味が含まれていたのだろうか?
ここまで想像を膨らましていて、がっかりしたときのその反動はさぞかし大きいだろう。
しかし、ここまずいよ、めちゃくちゃまずい、と言われるととても行きたくなることもある。現に学生の頃、「超まずい、あり得ないゲテモノ大盛りパスタ」に魅かれて、通ったレストランもあった。怖いもの見たさにまずいものを食べに行くわくわく感である。
よし、怖いもの見たさの想像も同時にしておこう!
理想の銭湯への期待と怖いもの見たさの不安とが入り混じった、とてもわくわくする感情である。
それを満たしてくれるミステリーワールドツアーである。海外への世界旅行ならぬ、近所でできるの魅惑の世界旅行である。今の僕にとって、間違いなくマチュピチュへの旅行より行きたい場所である。
来週、寮の風呂が休みの日があるので、藤の湯に行こうと思う。あなたもミステリーワールドツアーを作ってはいかが?
今週の、たなかあきら一押し記事(たなかあきら作)
最後まで読んでくださり有難うございました。