2017年に予定している大きな買いものに、パソコンの買い換えがあります。今使っているのは、MacBookAirのMid2012でもう5年目になるので、そろそろ新しいパソコンに買い換えたいのです。(最近たまにディスプレイが乱れたりと、既に挙動が怪しいし...)
私はこれまで、2世代続けて8年くらいMacのノートPCを使っていたので、次も順当にMacかなぁ、と思っていたのですが、ここにきて2世代ぶりにMacからWindowsに乗り換えてみようかなぁ、と考えています。
その理由としては、ITエンジニアとしての職業上の事情や、私の個人的な使い方に依る理由が大きいので、WindowsとMacのどちらが優れているか、という議論をするつもりはないのですが、改めて自分で自分を納得させるために、乗り換えようと思った理由を整理してみたいと思います。
- Windows10をいい加減ちゃんと使い込んだ方が良さそう
- Visual Studioがサクサク動く環境でC#とかXamarinとか使いたい
- PCがiPhone、iPadの母艦としての役割である必要がなくなってきた
- ブログの影響で文章を書く量が増えてきたので、キーボードが打ちやすいノートが欲しい
- MacのノートがUSB-Cポートオンリーなのは、やっぱりちょっと...
- ヒラギノフォントが恋しくなったら、iPadを見ればいいじゃない
Windows10をいい加減ちゃんと使い込んだ方が良さそう
しがない理由ですが、まずはこれが一番大きな理由になります。Windows10は、昨年の夏まで大々的な無償アップグレードキャンペーンがありましたが、会社のマシンも、自宅のMacの仮想マシンに入れているWindowsも、未だにWindows7止まり。
今お仕事で開発しているものは、OSの依存度が低いWEBアプリが中心とはいえ、そろそろいちソフトウェア開発者として最新のWindowsくらいは使っておかないと、という気になってきました。
Visual Studioがサクサク動く環境でC#とかXamarinとか使いたい
Macを8年使っている間に、Microsoftの開発環境のオープン化とクロスプラットフォーム化が随分と進んでいます。特に、Visual StudioのCommunityエディションが登場して以降は、個人で使う分には有償のPro版と機能的にほぼ変わらないまでになっています。
Visual Studioは、Macの仮想環境やBootCamp上のWindowsでも動かすことはできますが、重たいソフトですし、MacとWindowsのキーバインドの微妙な違いに悩まされたりもするので、できればそういうことを意識しなくていいマシンで、サクサクとVisual Studioを動かしたいです。
そもそもこれまで2世代Macを選んできた理由の一つに、自分で好きなiPhoneアプリを書いてみたい、という理由がありました。まー、結局その2世代使っている間に、家でiPhoneアプリとか全然書かなかったんですけど(笑)。
当初iPhoneアプリは、Appleの戦略的な理由により、Macでしか動かないXCodeの環境で開発するしかなかったのですが、近年ではその制限も緩んでいて、Xamarinのようなクロスプラットフォームに対応した開発環境で、使い慣れた言語を使ってアプリを書くこともできるようになってきています。
なので総合的に考えて、ここ最近の流れだと、MacよりもWindows機の方が、開発できるソフトウェアの幅が広くなってきているのではないか、と考えました。
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PCがiPhone、iPadの母艦としての役割である必要がなくなってきた
これもMacを2世代使ってきている間の変化ですが、iPhone以前のiPodを使ってきた頃からずっと馴染んできた、母艦のPCで音楽や写真のライブラリを管理して、モバイルデバイスに同期するという役割分担が、近年薄れてきているように思います。
音楽は、Apple Musicの登場以降、CDからiTunesに取り込んだ曲を同期して聴くよりは、Apple Musicでその都度聴きたい曲をダウンロードしてプレイリストを作る聴き方に変わってきていますし、写真は定期的に整理したり、iPhone買い換えごとに容量をupさせていたら、なんだかんだで全ての写真がiPhoneに入っている(笑)。
なので、PCが主でモバイルが従であった役割分担が、最近では逆転していて、モバイルOSとの相性でPCを選ぶ必要性が、以前よりも薄れてきているように思います(もちろん、iOSとMacOSをセットで使うと便利な機能もあるのですけど)。
その上で、母艦としてのPCの役割を意識せずに、一つのOSとしてWindowsOSとMacOSを比較したときに、MacOSでどうしても使いたいアプリケーション、というのがそれほどないような気がしました。
一方で、画像加工アプリなどの小道具的なアプリで、WindowsにしかなくてMacでたまに不便を感じるソフトウェア、というのは結構あります。Adobeの画像ソフトなんかも昔はMac版を使うのが一般的でしたが、近年すっかりWindowsで動かすのが主流のような...。
ブログの影響で文章を書く量が増えてきたので、キーボードが打ちやすいノートが欲しい
これは私のPCの使い方の変化による理由ですが、最近家でブログの記事をたくさん書くようになってきて、タイピング量が増えてきたので、次に買うノートはキーボードが打ちやすい機種がいいなぁ、と思うようになってきました。
MacBook以降のAppleのノートは、薄型化を最優先してかなりストロークの浅いキーボードを採用するようになってきています。それもしばらく打っていたら慣れてしまうものなのかもしれませんが、MacBookほど限界まで薄くなくとも、ある程度の薄さと軽さが確保されていれば、あとはキーボードの打ちやすさを優先したいかなぁ、と思います。
MacのノートがUSB-Cポートオンリーなのは、やっぱりちょっと...
最近発売されるAppleのノートパソコンは、主力から引退した感があるMacBookAirを除いては、拡張インターフェイスがUSB-Cポートオンリーになってしまいました。
このAppleの思い切った割り切りは、製品発表当初から大きく物議を醸していましたが、その後のいろんな方のレビューを見ていると、USB-Cポートにアダプタを指して、タコ足状に周辺機器を繋いでいるのは、やっぱり少し不便に見えてしまいます。
薄型のノートPCといえど、最低でもAタイプのUSBコネクタが一つと、SDカードの口くらいはないと不便かなぁ、と思っちゃうんですよね。モノの管理が苦手な私は、絶対そのうちアダプタなくしてしまいそうだし...。
ヒラギノフォントが恋しくなったら、iPadを見ればいいじゃない
個人的に、MacとWindowsを比べて、圧倒的にMacの方が好きだなぁ、と思うのがフォントです。MacOS/iOSのデフォルトフォントである、ヒラギノフォントは本当に美しくて読みやすいですよね〜。
Windowsのデフォルトフォントも決して読みにくくはないのですが、どうしてもお仕事の書類で見るフォント、というイメージ。家でリラックスしてネットをだらだら見るときには、やっぱりヒラギノフォントで読みたいかも...。
けれど、わが家にはiPad (mini 4)もあるので、きれいなフォントでネットを見たくなったら、単にiPadを使えばいいのではないかな〜、と思いました。
以上、長くなってしまいましたが要約すると、
- タブレットやスマホもある今、私のPCの用途はプログラムの開発と文章の執筆に絞られつつある。
- プログラムの開発環境としては、近年ではMacよりもWindowsの方が柔軟性が高くなっているように思える。
- 文章を執筆する機械としては、Macはやや利便性が低下傾向にあり、選択肢の多いWindowsの方に分がある。
といったあたりが、私が今買うならMacよりもWindowsかな?と思った理由になります。
「なんか無理矢理自分を納得させようとしてない?」と思われる方もいるかもしれませんが、無理矢理自分を納得させようとしています。なんだかんだで、所有する満足度が高いのは未だにMacの方だと思いますし、長く使いたいお仕事道具で、機種やOSの選択に後悔したらダメージでかいですからね〜。
ちなみに、Windowsでノートを選ぶとしたら、私は2in1には興味がないので、DellのXPS13や、VAIO Z、LenovoのThinkPad X1 Carbonあたりが候補になってくると思います。
特に今年のCESで発表された、2017年版のThinkPad X1 Carbonは、近年流行りの狭ベゼルでフットプリントが小さくなっているうえに、ThinkPadとしては目新しいシルバー色もあったりして、気になるな〜と思います。
まだ、価格が未発表なので、購入するかどうかは自分の望むスペックにしたときのお値段次第ですが、これからその他のモデルも続々2017年モデルが発表されると思うので、一通り出そろうまで、選択に悩む愉しみを味わいたいと思います!
(※上のリンクのものは、旧モデルです。2017年版の日本発売は、2-3月頃かな?)