伊藤宏樹、土屋亮
2017年1月27日15時22分
「暮らしやすい街」として北九州市がにわかに注目されている。医療・介護、子育て環境の充実が理由だが、行政の手厚い施策は政令指定市で高齢化や人口減がもっとも進む現状への危機感の表れでもある。29日投開票に向けて市議選まっただ中の街の課題を見た。
宝島社の情報誌「田舎暮らしの本」2016年8月号。「50歳から住みたい地方ランキング」で北九州市は全国191市区町村の1位に輝いた。光文社の「女性自身」9月6日号では「北九州市が生活天国No.1」と題した特集が組まれ、ネットサイト「日経DUAL」が12月に公表した「共働き子育てしやすい街 地方都市編」では81市中の2位に入った。
各媒体は公表数値や自治体の取り組みをもとに生活環境を分析している。
北九州市は年度当初の保育所の…
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