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2017年01月27日 09時28分 UPDATE

東芝、原発工事撤退を検討「リスク大きい」 半導体分社化はきょう決定 (1/2)

東芝は27日の取締役会で半導体事業の分社化を決める。原発の建設工事事業から撤退することも検討している。

[SankeiBiz]

 米原発事業で最大7000億円の損失が見込まれる東芝は、27日に取締役会を開き、半導体事業の分社化を決める。分社化した新会社の株式の19.9%を売却し、2000億〜3000億円の調達を目指す。また、問題の原発事業について、東芝は今後の発電所新設で建設工事事業から撤退することを検討していることが分かった。

画像 東芝の本社ビル=東京都港区芝浦(撮影・大竹信生)【拡大】
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 東芝は半導体の主力製品「フラッシュメモリー」事業を分社化する。米半導体大手マイクロン・テクノロジーが入札に意欲を示していることが新たに判明。キヤノンや米英のファンドも参加する見込み。売却を2割未満にするのは、独占禁止法に基づく手続きを簡略化したい狙いがあるようだ。

 単独の企業やファンドではなく、複数が共同出資する案も浮上している。東芝は決算期末に当たる3月末に、負債が資産を上回る債務超過を回避したい意向がある。

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