白物家電の国内出荷額 去年は3年ぶりのプラスに

白物家電の国内出荷額 去年は3年ぶりのプラスに
エアコンや冷蔵庫といった、いわゆる白物家電の去年1年間の国内出荷額は、価格の比較的高い冷蔵庫や洗濯機を中心におおむね売れ行きが好調だったことから、3年ぶりにプラスに転じました。
電機メーカーなどでつくる日本電機工業会によりますと、白物家電の去年1年間の国内出荷額は2兆3028億円で、前の年と比べて4.5%増えました。
平成26年4月の消費税率引き上げ前の駆け込み需要があって以来、3年ぶりにプラスに転じました。

この理由について日本電機工業会は、価格の比較的高い冷蔵庫や洗濯機が全体の出荷額を押し上げたほか、ヘアドライヤーや電動シェーバーなどの外国人にも人気が出ている製品の売れ行きが好調だったためとしています。

一方、以前は外国人旅行者の間で人気商品の代表だったジャー炊飯器はマイナス2.1%と3年ぶりに減少し、売り上げが鈍っています。

日本電機工業会は「買い替え時期を迎えた消費者の間で、引き続き高額な商品は需要があると見ており、ことしも出荷額は好調になるのではないか」と話しています。