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停留所集約で利便性向上 名古屋駅に新バスターミナル

4月1日から稼働する名古屋駅の新たなバスターミナルのイメージ=市交通局提供

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 ジェイアールセントラルビルや名古屋市交通局は二十三日、名駅の複合ビル「JRゲートタワー」に四月一日から、新たなバスターミナルを開設すると正式発表した。これまで周辺の路上にあった路線バスの停留所が名駅に直結する形で集約され、利便性向上が見込まれる。 

 市バスなどが名駅に乗り入れるターミナルはかつて、松坂屋名古屋駅店が入っていた「名古屋ターミナルビル」内にあったが、ビル建て替えに伴い二〇一〇年十二月から停留所を周辺の路上に分散させて設けていた。

 旧ターミナルは一階がジェイアール東海バスなどの高速バス、二階が市の路線バスの乗降場所で計約九千百平方メートル。新ターミナルは高速バスが駅西口に移ったことなどにより、一階部分だけの約六千三百平方メートルと広さは三分の二に縮小する。

 ただ、歩道と車道をガラススクリーンで分離するなど現代的な造りに生まれ変わり、JR駅とも直結。ゲートタワー地下一階に地下鉄、名鉄、近鉄駅と接続する通路ができ、エスカレーターやエレベーターでスムーズに乗り換えができる。

 市バス二十系統と市内観光ルートバス「メーグル」、ホテルのシャトルバスなどを運行するジェイアール東海バスが乗り入れ、計十八カ所の乗降場を設ける。

 新ターミナル内にはクリーニング店や靴修理店が入居。地下一階にコンビニやカフェ&バーが開業するほか、隣接する「JPタワー名古屋」一階にも四月一日から総菜店や和菓子店など計六店舗がオープンする。

 (岩崎健太朗、石原猛)

 

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