3月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。
ここでは出場が確定している選手の昨シーズンの成績、特徴などをまとめています。
今回はメジャー球団のブルージェイズが球団をおきメジャーリーガーも多くいるカナダです。
出場選手紹介
1月19日現在、出場が確定している選手をまとめています。
※最終エントリーは2月6日であり、それまでに出場状況が変わる可能性もあります。
投手
エリク・ガニエ
通算 402登板 33勝26敗182S 防御率3.47 WHIP1.16
かつてメジャーを代表するクローザーとして名をはせた投手。
2010年でメジャーを引退したが、今回のWBCに選手として出場するとカナダのスポーツ局が報じた。
現役時代は160km/hに迫る速球とチェンジアップを武器に活躍した。
昨年はカナダの独立リーグで投げていた。また、WBCの予選ではフランス代表の監督を務めていた。
ダスティン・モルケン
4登板 0勝0敗 防御率4.32 8.1イニング 8奪三振 WHIP2.04
2013年WBC
昨シーズン32歳にしてメジャーデビューを果たし、3Aでも主に中継ぎとして42試合に投げた。
2012、2013年には日本ハムに所属していた。
最速96.2マイル(約155km/h)、平均93.7マイル(約150km/h)の速球にスライダーを投じる。
70登板 8勝4敗1S41H 防御率2.36 80イニング 98奪三振 WHIP1.09
通算(NPB)
300登板 21勝20敗43S125H 防御率2.32 WHIP1.08
巨人
日本に来て才能が開花し、最優秀中継ぎを2回受賞している。
最速160km/hの速球にスライダー、スプリットを投じる。
野手
ラッセル・マーティン
.231 20本 74打点 2盗塁 OPS.733
通算
.254 1246安打 162本 691打点 OPS.733
捕手
2009年WBC
守備面での評価が非常に高く、2007年にはナ・リーグの監督投票で最も守備のいい選手部門で1位に輝いたことがあるほど。
しかし、今大会では内野手が手薄なためショートで出場すると報じられている。
ちなみにメジャーでは内野は二塁と三塁は守ったことがあるが、ショートはない。
打率こそ低いが選球眼がいいため出塁率が高く、通算でも打率より1分ほど高い。
フレディ・フリーマン
.302 34本 91打点 6盗塁 OPS.968
通算
.288 949安打 138本 515打点 OPS.857
二塁打を量産する左の中距離打者であったが、昨シーズンは長打力が開花。
これまでの23本からキャリアハイの34本打った。
両親が共にカナダ人であるため、カナダ代表での出場となった。
ジャスティン・モーノー
.261 6本 25打点 OPS.731
通算
.281 1603安打 247本 985打点 OPS.828
2006年、2009年、2013年WBC
2006年にはアメリカンリーグMVPも獲得している左の強打者。
最近は脳震盪の影響からか全盛期の力を発揮できないシーズンが多い。
.252 11本 37打点 OPS.690
通算(NPB)
.248 311安打 43本 171打点 OPS.689
巨人
2006年、2013年WBC
内野すべてを守れるユーティリティープレーヤー。
日本では二塁の守備に就くことが多いがメジャー時代は三塁や遊撃の守備に就くことが多く、特に三塁の守備は評価が高い。
ジェイミー・ロマック
通算(MLB)
.167 8安打 2打点 OPS.374
パドレス傘下
3A通算73本塁打を誇る。
昨シーズンはDeNAに所属してが悲惨な成績に終わった。
マイケル・ソーンダース
.253 24本 57打点 1盗塁 OPS.815
通算
.235 526安打 75本 242打点 OPS.711
外野手(主に左翼手)
走攻守どれも平均以上の能力を持った選手。
戦力分析
フリーマン、モーノーなどメジャーの強打者が並ぶ打線は中々強力。
投手のコマ不足が深刻でガニエ、デンプスターの引退組はどの程度投げられるのか全く未知数。
アメリカ、ドミニカと同プールであることを考えると、余程のことがない限り一次ラウンド突破は難しいだろう。
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