落選後も居座り続けた大統領がようやく退陣表明 ガンビア

落選後も居座り続けた大統領がようやく退陣表明 ガンビア
k10010848111_201701212059_201701212100.mp4
選挙で敗れた大統領が任期が切れたあとも居座り続け、緊張が高まっていたアフリカのガンビアで、大統領が21日、ようやく退陣を表明し、最後の局面で周辺国の軍事介入は避けられた形となりました。
西アフリカのガンビアで先月行われた大統領選挙では、22年間政権を維持してきたジャメ大統領が敗北しましたが、ジャメ氏は「不正があった」として選挙結果を受け入れず、18日に任期が切れたあとも大統領職に居座り続けていました。

これに対し、近隣のギニアとモーリタニアの首脳が20日、ガンビアに入り、ジャメ氏に退陣するよう説得したほか、周辺国が軍を派遣して首都バンジュール近郊に待機させ、20日午後までに退陣しなければ武力で排除すると最後通告を行っていました。

こうした中、ジャメ氏は21日、国営テレビを通じて演説し、「1人のイスラム教徒として、愛国者として、1滴の血も流される必要がないと信じている。良心に従って、この偉大な国を率いる権力を放棄すると決めた」と述べ、退陣を表明しました。

一方、選挙で勝利した野党連合のバロウ氏は19日に隣国セネガルで大統領の宣誓式を行いました。

一連の混乱でガンビアでは武力衝突の懸念が強まり、およそ4万5000人が国外に脱出しましたが、周辺国の軍事介入は最後の局面で避けられたかたちとなりました。