イタリア中部 雪崩でホテル埋まる 死者多数のおそれ

イタリア中部 雪崩でホテル埋まる 死者多数のおそれ
イタリア中部で18日、地震の影響と見られる雪崩が起き、山あいの村にあるホテルが雪に埋まっているのが見つかり、当時ホテルには30人近くが滞在していたと見られることから、地元の当局者は多数の死者が出ているおそれがあるとの見方を示しています。
イタリア中部では18日の午前から午後にかけて、マグニチュード5を超える地震が相次ぎ、その後、中部のファリンドラ近郊にあるホテルの宿泊客から「ホテルが雪に埋まった」という通報がありました。

イタリア中部では寒波の影響で大雪が降っていて、救助隊は19日の早朝になってようやく現場に到着し、地震の影響によると見られる雪崩でホテルが雪に埋まっているのを見つけました。

ホテルには当時、30人近くが滞在していたということで、救助隊はこれまでに建物の外に避難していた2人を救助したものの、残る人たちは今も倒壊した建物に閉じ込められている可能性があり、地元の当局者は「大勢の人が死亡したおそれがある」という見方を示しています。

イタリア中部では、去年夏、アマトリーチェでおよそ300人が死亡する地震が起き、その後も付近一帯で大きな地震が相次いでいました。

ローマにある日本大使館によりますと、今回の地震に日本人が巻き込まれたという情報はないものの、引き続き被害を確認しているということです。