「競馬は休みなのに…」吹雪の女子駅伝に批判の声 なぜ中止しなかった?

雪の中を駆ける選手を心配し、運営を批判する声があがっていた。

1月15日、雪に見舞われた京都で、各都道府県の中学生から社会人までが襷(たすき)をつなぐ「第35回全国女子駅伝」が開かれた。

京都市内は14日夜に大雪警報が発令。大会当日の午前中は約10センチの積雪があったが、大会関係者が早朝から除雪作業にあたり、レースは予定通りにスタートした。

雪の中を走る選手たち 時事通信

レース中は時折強く雪が降り、懸命に走る選手の頭に積もった。テレビ中継の画面は、選手が見えないほどの吹雪で真っ白に染まることも。

Twitterでは、悪条件の中を駆け抜けた選手を称賛する声があがる一方、同日開催予定だったが中止された「京都競馬」を引き合いに大会主催者を批判する声も多く見られた。

「大雪で競馬ですら中止なのに開催強行の女子駅伝…もはや虐待では?」というまとめが作られるほどだ。

開催決定の裏側で

駅伝は雨天決行のケースが多い。しかし今回は、大会前日に大雪警報が発令され、当日も雪が降っていた。

大会事務局はBuzzFeed Newsの取材に対して、「『開催か中止か』ではなく、『どうすれば開催できるのか』を考えた」とし、その結果と背景を次のように説明した。

スタート・フィニッシュ地点の極陸上競技場で除雪する大会関係者 時事通信

——開催決定までの経緯を教えてください。

路面の凍結が大会運営上の危険要素でした。

そのため、大会関係者、競技場担当者、行政、警察などの協力を得て、早朝から足元の除雪をして、十分に安全確保をした上で開催に至りました。

——今回はレース中に雪が強くなる場面もありました。スタート後にも天候によって中止をするという考えはありましたか。

それはありませんでした。

もちろん、足元の安全確保は十分にやっておりました。コースは長いので、選手がそこに到達するまでの間、除雪を続けていました。

スタッフである大会役員、競技会役員、そして補助員として地元の高校生を中心として、ありがたいことにコース沿道にお住まいの市民の方々にもご協力いただけたようです。

走り終わった選手の皆さんから「走りきることができてよかった」という感想もいただきました。

西京極陸上競技場で除雪する大会関係者 時事通信

——駅伝大会が中止になるのはどういったケースでしょうか。

大規模な地震など自然災害が発生した場合や、コースやその周辺で火災、事故、テロ行為などが発生した場合には、運営側で協議をし、速やかに決定する決まりになっています。

——もし、そうして中止になった場合、大会は「延期」になるのでしょうか。

延期になることは一切なく、翌年まで大会が開かれることはありません。

全国の選手にもう一度集まっていただく段取りもありますし、交通規制も長い時間がかかります。そういった点から、延期の判断はしにくいのです。

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