大阪府内の公立中学1、2年全員を対象に12日実施された「チャレンジテスト」で、府南部の中学校で2年生の半数を超える生徒が欠席した問題で、南部の別の中学でも、1、2年生計250人のうち115人が欠席していたことが分かった。府や地元の教育委員会などが経緯を調べている。
学校側などによると、欠席したのは1年生119人のうち45人と、2年生131人のうち70人(途中退席1人含む)で、主に体調不良を理由とした。
昨年12月に校長らがテストについて説明した際、「テストの点数が悪ければ内申点は下がる」などと発言。さらに「当日もし体調が悪ければ、先生がつけた内申点の評定そのままになる」とも話したという。
テストは昨年度から本格実施され、結果は高校入試の合否に関わる内申点の補正に活用される。【大島英吾】