WiMAXは直進性の高い準マイクロ波を利用したモバイル回線であるため、建築材によっては室内に電波が届かず受信状況が悪化することがあります。
しかし、室内でWiMAXの電波が届かなくてもすぐに諦めてはいけません。
WiMAX機器を窓際に設置したりリフレクターを利用したりすることで電波状況を改善することができます。
またホームルーターやWX03と拡張アンテナ付きクレードルの組み合わせを利用するのも1つの手です。
UQフェムトセルという小型の基地局をレンタルする方法や、無線LAN中継器やクレードルに市販の無線LANルーターを組み合わせて使うなど状況に応じた対策を講じることができます。
対策によってはお金が必要なものもあるため、試せる手段から順番に取り組んでみるとよいでしょう。
目次
場所によっては繋がりにくい場所も
WiMAX2+に限らずモバイル回線を契約する際に最も心配なのが、自分の生活圏でのつながりやすさでしょう。
WiMAX2+はdocomo等キャリアの持つプラチナバンドと呼ばれる繋がりやすい周波数を持っていません。当然繋がりにくさを感じさせないよう基地局の整備を積極的に勧めているのですが、地下や屋内のつながりに少し遅れを取っているのは事実です。
ただし地下や室内でWiMAXの電波が届きにくい場合でも、提供エリア内ですぐ外まで届いていることが分かっているのであればすぐに諦めず、以下にあげる4つの対策を検討しましょう。※1
対策1:窓際にWiMAX機器を置く
まずあげられる対策は、モバイルWi-Fiルーターやホームルーターを窓際に設置することです。
屋内の奥まった場所よりも外に最も近い窓際の方がWiMAXの電波を強く受信できます。
基地局がある方向や周りに障害になるような高い建物があるか否かによっても受信状況が変わるので、同じ窓際でも設置場所をいくつか試してみて最もよく電波を受信できる場所を探してみるとよいでしょう。
窓の外が建物に囲まれておらず開けている方がWiMAXの電波はより受信しやすいです。
WiMAXの電波が届く場所にモバイルWi-Fiルーターやホームルーターを設置できたら、ルーターとスマホやタブレット・パソコン間の通信はWi-Fiで行います。
対策2:リフレクターを利用する
リフレクターとは光や音を反射させて対象に集める装置のことです。※2
WiMAX機器にリフレクターを組み合わせることでWiMAXの電波を強く受信させることができます。
装置といっても難しいものではありません。
100円均一のショップで金型のボウルとそのボウル・WiMAX機器を固定する部品を購入すれば、多少不格好かもしれませんがそれを組み合わせるだけで作ることができます。
ご自宅に使っていないプラスチック製のボウルがある場合は、そのボウルにアルミホイルを巻いて変わりに使ってもよいでしょう。
窓際などWiMAXの電波を受信する方向にボウルの開いた方を向けその中央にWiMAX機器を設置しあとは固定するだけです。
費用も時間もかからないので、室内でWiMAXの電波が届きにくく困っている場合は是非試してみて下さい。
実際にこの方法で通信状況が改善されたというユーザーの声もあります。
自作パラボラアンテナでWiMAXちゃんがハイパーWiMAXちゃんに進化した!!
速度が全然違うよ!ストレスフリーだよ!! pic.twitter.com/tlZxjsYrcT— D地 (@daichin1013) July 12, 2016
WiMAXにしたんだけど、どうも電波が弱かったから、前にネットで見たパラボラアンテナ擬き作ってみたらマジで改善して驚いたわ pic.twitter.com/uABjBwqGfh
— MOHI (@mohikandesu) April 8, 2016
とりあえず根本的解決に向かってその1。WiMAX用パラボラアンテナ制作。総制作費216円(※百均まな板置き+百均ボウル)。曹整作時間20秒。 pic.twitter.com/0D6x5McJzj
— 富士敬司郎★がんばれない (@fujik5963) December 19, 2015
またリフレクターとWiMAX機器を窓の近くに設置すれば効果が上がるでしょう。
所詮100均の組み合わせなので見た目は安っぽく、窓際に常設しておくには場所も取るため、興味本位で作製し速度を測定したらそのまま台所に収納されてしまうアンテナも少なくないようです。
手軽な分だけ飽きるのも早いという点で即効性はあるけど持続性がない対策なのかもしれません。
対策3:ホームルーターやWX03クレードルを利用する
ホームルータータイプのWiMAX機器やWX03とクレードルの組み合わせを利用する方法もおすすめです。
室内でWiMAXに接続しやすくなる可能性があります。
端末自体はAmazonやヤフオクで購入することができます。
ホームルーターを使う
WiMAX2+を固定回線代わりに自宅でしか使わない場合は、最初にWiMAX2+を契約する際にホームルーターを選択するのも1つの手です。
たとえばホームルータータイプのWiMAX機器「novas Home+CA」は外部アンテナを利用することができ、室内でもWiMAX2+の電波の受信感度をあげることができます。
またnovas Home+CAは、旧タイプのホームルーターに比べてWi-Fiの電波が届く距離が2.5倍(5GHz帯)となっており、室内でのWi-Fi環境もつながりやすくなります。
ただしホームルーターは公式上バッテリー非対応でACアダプタが必要であるため、あくまで自宅用です。※3
最悪2A以上のモバイルバッテリーがあれば起動するので使えないことはありませんが、保証対象外ですので自己責任でお願いします。
WiMAX2+は外出先でも高速な通信が使えるメリットがありますが、ホームルーターはそのメリットが活かせないので注意しましょう。
WiMAX2+を外でも利用したい希望がすこしでもあるのなら、モバイル端末を選ぶことをおすすめします。
WX03+クレードルを利用する
モバイルWi-FiルーターのWX03は100均ボウルアンテナを利用せずに繋がりやすさを改善できる拡張アンテナ付きクレードルをオプションで用意しています。
本体の厚みのある方向で電波が強化されるので、設置する向きに注意するようにしましょう。
普段はモバイルWi-Fiルーターとして、自宅ではホームルーター代わりに使うことができる2in1の端末とだといえますね。
ホームルーターを使いたいが外出先でもWiMAX2+の通信を使いたいという場合はWX03とクレードルの組み合わせはおすすめです。※4
対策4:無線LANルーターを使う
ご自宅でWiMAX機器を設置する場所とインターネット接続したい場所が離れていてる場合は、無線LAN中継機やクレードルを利用した市販無線ルーターとの接続がおすすめです。
WiMAX2+の電波が自宅の窓際でしか受信できないけれど、WiMAXを使いたい場所は窓際から離れた別の部屋で、Wi-Fiの電波が届かないといったこともあるでしょう。
無線LAN中継器
無線LAN中継機とは、Wi-Fiルーターとインターネットを利用する場所の中間地点に設置することで、Wi-Fiルーターから発信される電波を一度キャッチし中継する機械です。
Wi-Fiの電波はドアや壁などの障害物が間にあると弱くなります。
そこで無線LAN中継機を使うと、今までWi-Fiの電波が届かなかった部屋でも電波が受信できるようになる可能性があります。※5
クレードル+無線LANルーター
クレードルとはモバイルWi-Fiルーターを置くだけで簡単に充電できる機械です。
クレードルにはLANポートがあり、モバイルWi-Fiルーターを設置したクレードルとパソコンをLANケーブルで接続することで、有線LANによるインターネット接続を実現します。
LANポートにはパソコンだけでなく市販の無線LANルーターを接続して使うことも可能です。
市販の無線LANルーターにはさまざまな機種があり、価格によってWi-Fiの電波の出力性能が変わります。
品質の高い無線LANルーターを導入することで、WiMAXのモバイルWi-FiルーターからのWi-Fiの電波が届かなかった場所でもWi-Fi接続ができるようになるので試してみる価値はあるでしょう。
クレードルを購入していない場合はまず無線LAN中継機を、クレードルが購入済でお手元にある場合は市販の無線LANルーターを試してみてはいかがでしょうか。
いずれの方法でもWi-Fiの電波環境を改善が期待できます。
対策4:UQフェムトセルを導入する
UQフェムトセルとは室内に設置することができる小型のWiMAX2+基地局です。
UQコミュニケーションズではWiMX2+利用者でなおかつauひかり契約者に無料でUQフェムトセルを貸し出しており、これを室内に設置することでWiMAX2+の電波状況を改善できます。
WiMAX2+の契約先プロバイダは問いません。
UQコミュニケーションズ以外のプロバイダでWiMAX2+を契約している場合でも、UQフェムトセルのレンタルが可能です。
無料でレンタルできて便利なUQフェムトセルですが、利用にあたっては以下にあげる4つの注意点があります。
設置工事が必要
UQフェムトセルの設置にあたっては宅内での設置工事が必要です。
申込の際に設置工事の流れの案内があります。
電波法に関して
UQフェムトセルは基地局の1つなので、レンタルする場合は契約者が運用人となって無線局免許を取得する必要があります。
そのための手続きはUQコミュニケーションズが代行しますが、仮に過去2年間に電波法や放送法の罰則を受けていた場合は免許を取得することができません。
またレンタル後に電波法に反した行為が発覚した場合、利用が停止される場合があります。
UQフェムトセルが破損・紛失した場合
UQフェムトセルのレンタルは無料ですが破損・紛失して返却できなくなった場合は違約金が発生します。請求金額は申込時に案内されます。
「auひかり」「auひかり ちゅら」の契約があること
残念ながらWiMAX2+を契約しているだけではUQフェムトセルをレンタルできません。
「auひかり」「auひかり ちゅら」の契約者のみUQフェムトセルが利用できます。
ですが今後の動向を見極めつつ「フレッツ光」契約者に対する提供も検討されています。※6
まとめ
提供エリア内でも、室内でWiMAXの電波が届かずインターネットに接続できないことがあります。
その場合もすぐにあきらめずに考えられる限りの対策を試みてみましょう。
たとえば窓際にWiMAX機器を設置したりリフレクターを使ったりすることで改善する場合がありますし、それでもうまくいかなければUQフェムトセルという小型の基地局をレンタルする方法もあります。
また、ホームルータータイプの機器やWX03と拡張アンテナ付きクレードルを利用することで受信強度を高めることが可能です。
Wi-Fiの電波状況が悪い場合は、無線LAN中継器を使う方法やクレードルに市販の無線LANルーターを組み合わせて使う方法があります。
このように対策はさまざま考えられるので、試せるものから実行してみるとよいでしょう。
参照/引用元URL
※1 http://www.uqwimax.jp/area/
※2 https://ja.wikipedia.org/wiki/
※3 http://www.uqwimax.jp/products/wimax/uroad-home2plus/
http://www.uqwimax.jp/products/wimax/novas_homeplusca/
※4 http://www.uqwimax.jp/products/wimax/wx03/
※5 http://buffalo.jp/product/wireless-lan/extender/about/
http://www.ioplaza.jp/knowledge/no26/index.html


