都市サービスを活用し自分にとって必要なもの以外を極力持たない生活する一部のミニマリストにとって、電話線と直結したインターネット回線とそれに付随する周辺機器はシンプルな生活の悩みの種です。
インターネット自体を切り捨てるならともかく、活用することで自分の所有物を極力減らすというスタイルをとるならば、ネット関連の機器は生活に不可欠だからです。
生活必需品、つまり持ちたくないけど持っていなければならない固定回線にまつわる物をどれだけ減らせるかは布団で寝るか寝袋で寝るかと同じくらい重要な検討ポイントなのかもしれません。
ここでは都市機能とインターネットを活用し、シンプルに生きているミニマリストとネット回線について考えたいと思います。
目次
ネットとミニマリストの生活
持ち物は少ないけれどもスマホやパソコンでネットを駆使して生活している姿は、傍から見ると複雑で、ミニマムには映らないかもしれません。
世の中の物は無駄ばかり!捨てて身軽になることが大切!と説くミニマリストがどっぷりネットに浸かっている姿を見ると、身軽になることが目的ならネットやスマホなんて一番不要な荷物だと思われるのも仕方がありませんね。
しかしミニマリストが減らしたいものは、持ち物の数ではなく、物が占有しているスペースや物にかける手間と時間なのではないでしょうか。
空間や手間、時間を節約するのに、インターネットの存在は欠かせません。
たとえば、
- 日用品の買い物をAmazonに切換え、玄関先まで配達
- 電子書籍によるスマホの本棚化とその管理
- 音楽配信サービスでCDなど媒体を持たない
など、しなければならない雑事にかける手間と時間、そして空間をネットに頼ることで、いわば自分の生活と文化をクラウドソーシングしているとも言えるでしょう。
インターネットは、私たちが本来しなければならないことを行い、確保しなければならないスペースを確保してくれます。
そういった意味では、毎日の食事と同じくらい必須のインフラサービスなのです。
情報収集や日常の買い物のすべてをネットに頼っていなくても、いつも使っている化粧品を定期購入したり、おむつのようにかさばる商品や重い水などをオンラインで買うことは多かれ少なかれあるでしょう。
それだけインターネットとはモノの過多に関わらず、人々の生活に根付いているのです。
しかし所有物を減らしたいミニマリストにとってネット回線は、便利さと引き換えに複数の接続機器とタコ足配線が生活に入り込んでしまうという意味で、スマートに所有できるとは言い難い生活必需品の一つでもあるのです。
コンセントを埋め尽くすACアダプタや機器同士をつなぐコード、WiFiを飛ばすための無線ルーターなど、自宅でネット環境を確立させるために持たなくてはいけない設備は少なくありません。
持ち物を厳選したいミニマリストにとって、手間と無駄を省いて回線周りをシンプルにする為の回線サービスの選択はとても重要だと言えるでしょう。
特にトランクひとつでの生活を標榜し、自分を縛るものを徹底して排除する極限思考の人たちにとっては、固定回線というだけで住む場所を限定される足かせと感じるのかもしれません。
実際ミニマリストの一部は固定回線を持たず、WiMAXやポケットWiFiで生活している人も実際に存在しています。※1
ネットは必要!でもごちゃごちゃは嫌い?
インターネットは必要だけれどもそれにかかる設備を減らしたいという考えがあるなら、通信量の縛りが緩いWiMAX2+を検討することは特別な発想ではないでしょう。
機材3台+ケーブル6本 VS 機材1台+USBケーブル1本
フレッツ光、特に西日本では光回線を利用するために2台以上の機器が必要です。
無線LANを飛ばすためのWiFiルーターを加えると、ネットを利用するのに3台の機器と6本以上のケーブルが必要となります。
ミニマリストは自分で選択して所有しているものはともかく、それ以外の物はできるだけ持たないよう工夫することを大切にしています。
持たずに済むのならばコード1本でも切り詰めたいでしょう。
固定回線でもポケットWiFiでも同じネット利用が可能であるなら、端末もコンパクトで持ち運びできるWiMAX2+はスマホの料金削減も享受できます。
シンプルであるとともに節約志向の強いミニマリストにとって、持ち物が少なくなり身軽になれる点だけでなく、ヴィジュアル的なシンプルさも固定回線とは段違いです。
固定回線は機材が多く電源コンセントやコードの数も機材の数に応じて増大します。
フレッツ光をひかり電話無しで利用する場合、図表+無線LANルーターが必要になるため、機材3つにケーブル6本の物を持たなくてはいけないですね。
それと比較するとポケットWiFiやWiMAXは本体1台とUSBコード1本で、ネットの配線問題は解決します。
オプションのクレードルを購入したとしても、利用するコンセントは一つなので電源管理はとてもシンプルです。
固定回線の機器のように圧迫感のある巨大なACアダプタは不要ですし、アダプタを接続するための電源タップも不要ですね。
パソコンのUSBに繋いでおけばパソコン用のコンセント一つで、ネット回線の電源管理が可能となる夢のようなネット環境ですね。
通信制限とかエリアとか繋がりやすなどの、野暮なセリフはなしにしましょう。
注目すべきは、月4,360円で通信量問題を解決し、節約も可能で、さらに持ち歩けるWiMAX2+はミニマリストにとって悩ましい問題に一定の解決を与えてくれるサービスであることです。
3日10GBの通信制限とPING値さえクリアできる環境ならWiMAX2+は固定回線から開放されたいミニマリストにとって理想的なモバイルWiFiサービスではないでしょうか?※2
これぞ究極?IP電話で電話番号も断捨離
WiMAXやポケットWiFiを契約することで電話番号も断舎離が可能になります。
IP電話があれば、固定回線にしろ携帯にしろ電話回線の契約に縛られることなく、自分が必要だと感じたときに利用し、必要なくなれば即座に辞めることができます。
ミニマリストの中には、電話番号ですら束縛の対象であり邪魔な存在と感じ、徹底して断捨離する人もいます。※3
電話番号の断捨離は究極のミニマリスト表現なのかもしれません。
まとめ:ミニマリストとネット設備
普段生活してあまり意識したことがありませんが、モノのない部屋に機材と配線がおいてあったとしたらミニマリストでなくても気になりそうです。
毎日暮らす家人であればなおさらでしょう。
そのような人にとって、手のひらに収まるWiMAX・ポケットWiFiはシンプルと利便性を両立する一つの解決策なのかもしれないですね。


