となりのトトロの構想練った雑木林 宮崎監督らが手入れ

となりのトトロの構想練った雑木林 宮崎監督らが手入れ
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世界的なアニメ監督の宮崎駿さんが、映画「となりのトトロ」の構想を練ったという埼玉県と東京にまたがる雑木林に、宮崎さんをはじめ作品のファンや地元の人たちおよそ350人が集まり、手入れをしました。
埼玉県所沢市と東京・東村山市にまたがる、広さがおよそ5700平方メートルの「淵の森緑地」は、宮崎さんが代表作の「となりのトトロ」の構想を練った場所とされています。

宮崎さんは、都市の近郊に残る貴重な自然を守ろうと、日頃からこの雑木林の保護活動に取り組んでいます。15日はファンや地元の住民など、およそ350人が集まり、鎌やはさみを手にささを刈り取ったり、落ちた木の枝などを拾ったりしていました。

宮崎さんも参加者に声をかけながら、刈り取られたささを1か所に集めていました。宮崎さんは「毎朝ここを散歩してゴミ拾いをしています。こうした自然を守り、散歩に来た人たちがほっとできるような場所にしていきたい」と話していました。

神奈川県から参加したという30代の女性は「ジブリ作品が大好きで初めて参加しました。自分の住んでいる地域の自然も大切にしたいと思いました」と話していました。