共産党の第27回党大会が15日午後、静岡県熱海市の党研修施設で始まった。民進党の安住淳代表代行ら他の野党幹部が初めて出席し、あいさつ。次期衆院選に向けた安倍政権に対抗する野党の「共闘路線」をアピールする。会期は4日間で、最終日の18日には「野党連合政権」の樹立を目指す方針などを盛り込んだ大会決議案を採択する予定だ。
共産党が党大会を開くのは2014年1月以来3年ぶりで、幹部人事なども決める。志位和夫委員長と小池晃書記局長は続投する見通しだ。
大会決議は当面の党の活動指針となる。前回の党大会で「『自共対決』時代の本格的な始まり」と位置付けていた政治構図に関し、「『自公と補完勢力』対『野党と市民の共闘』」の新しい時代が始まったと強調。次期衆院選で「改憲勢力3分の2」を打破し、与党を少数に追い込むことを掲げる。