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世界最小級ロケット打ち上げ失敗、海上に落下

読売新聞 1/15(日) 10:58配信

 宇宙航空研究開発機構(JAXA(ジャクサ))は15日午前、鹿児島県肝付(きもつき)町の内之浦宇宙空間観測所から小型ロケット「SS520」4号機を打ち上げた。

 しかし、上昇中に不具合が生じ、打ち上げに失敗したと発表した。

 SS520は東京大学が開発した重さ約3キロ・グラムの超小型衛星を搭載し、同日午前8時33分、予定通り打ち上げられた。計画では、打ち上げの約7分30秒後、衛星を高度約200キロ・メートルの軌道に投入する予定だったが、不具合が起きたため、第2段ロケットのモーターの点火を中止した。ロケットは太平洋の海上に落下した。

 SS520は主に上空や宇宙の観測に使う小型ロケット。4号機は従来の2段式から3段式に改良され、SS520として初めて衛星を搭載していた。全長は約9・54メートルで、衛星を搭載したロケットとしては世界最小級だった。

最終更新:1/15(日) 11:02

読売新聞

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