どうも、マックで働くしんま13です。
先日、マクドナルドがホットコーヒーをリニューアルしました。
それに際して、1月16日から5日間、朝7〜10時の間だけホットコーヒーを無料で提供するというプロモーションを展開するとのことです。
リニューアルしたホットコーヒーの味を知ってもらうためのプロモーションのようですね。
正直なところ、僕はこのプロモーションに腹がたちました。
怒りが収まりそうにないので、今日はそこらへんの愚痴を書いていこうかと思います。
■目次
- マクドナルド無料プロモーションやりすぎ問題
- 無料プロモーションをやると売り上げが上がるのか?
- 無料プロモーションをやるとクソみたいな客が増える問題
- 一番嫌なのは他のお客さんに迷惑がかかること
- 味に自信があるなら安易なマーケティングに走らないでほしい
- まとめ
マクドナルド無料プロモーションやりすぎ問題
「見せるクーポン」「かざすクーポン」「チラシクーポン」
マクドナルドはとにかくクーポンが多いです。
見せるクーポンとかざすクーポンは毎週金曜に更新されるので、お店でクーポン情報の配信を担当してる僕は、毎週クルーたちにLINEでクーポン情報を流しています。
毎週更新って地味に更新頻度高いですよね。
さて、見せる・かざすクーポンたちにはあまり無料クーポンは配信されないのですが、チラシにはよく無料クーポンがついてきます。
多いのが「ホットコーヒー」「ソフトツイスト」「ポテトS」「ドリンクS」「100円マック」の無料券。
よく中高生が無料クーポンを使い他には何も買わずに帰ってく光景をお店で目にするものです。
また、これだけではなく、他にも過去無料で商品を提供するプロモーションを展開していました。
それらを箇条書きでまとめるとざっとこんな感じ。
- 成人式の日に成人した人はビックマック無料
- 60秒以内に商品を渡せなければハンバーガー無料券
- 30万人限定でお手頃マック無料提供
- KODOのアンケートに答えると対象商品が無料でもらえる(現在も実施中)
- リニューアルしたマックのアプリをインストールするとポテトS無料券
特にビックマック無料提供はマジで死ぬかと思いました。
髪の毛を金髪にしたDQNの一派が店に押し寄せるなり、「ビックマック20個ちょうだい!あと水ね」と、注文して、店には1円のお金も落とさず、散々騒ぎ倒して帰っていきました。
こんな連中ばかりだったんで、もうこの日はずっと厨房が戦争でした。
忙しくなることは予想済みだったので、通常よりスタッフ多めで店舗運営しましたが、忙しい割に売り上げ自体は他の日と大して変わらないんですよね。
無料プロモーションって店が大混雑してこっちもクッソ大変なのに、それに見合った収益は得られていないってのが経験則からひしひしと感じます。
無料プロモーションをやると売り上げが上がるのか?
無料ですから通常よりお客さんは増えます。
厨房は戦争になります。
ところが前述したとおり、ビックマックを成人者に無料提供した日は、めちゃくちゃ忙しかったですが、その割には売り上げはイマイチでした。
通常より人手を増やしたにも関わらずです。
なぜこんな結果になったかというと、ビックマック以外何も買わない層がとても多かったからです。
他の商品を買っていただかなければ当然1円も売り上げにはつながりません。
どころか、ビックマックの商品原価とそのビックマックを作る製造原価が発生するので、お店にとっては大きい負担です。
マクドナルド的には、ビックマックの味を知ってもらって新しい顧客を増やそうという狙いがあるのですが、ビックマックをもらいにきた成人者が、ビックマックを食べたことにより今後もマクドナルドを継続的に利用してくれる客には到底見えませんでした。
「無料なのに急かす」
「1人1個までなのに並びなおしてもう一個もらおうとする」
「集団で騒いで暴れる(自店舗では一回警察を呼んだくらいひどかった)」
そんな成人者ばかりだったものですから、この人たちが将来的にマクドナルドへ利益をもたらしてくれる人たちとは思えず、現場で働いてるこっちからしたらただただ迷惑なだけでした。
ちなみに、人手を増やして店舗運営をしたと言いましたが、当然その人件費も店舗持ちで、本社からのフォローは何もありません。
無料プロモーションをやるとクソみたいな客が増える問題
無料プロモーションをやると必ずと言っていいほど現れるモラルなき客。
こういった客の対応ほどモチベーションが下がるものはありません。
本来であれば、無料でハンバーガーを提供すれば感謝されるはずなのですが、一部の客には、無料でもらえることが当然であり自分の権利だと主張される方々がいて、そういう人たちほど小さいことでクレームをつけてきます。
前述したモラルなき成人者もそうですが、無料プロモーションはタチの悪い客を引き寄せる一面があります。それは現場で働いて常々痛感する事実です。
そういう一面があることをもっとマクドナルド本社は知っていただきたいものです。
モラルなき客の相手をするのは、我々現場で働く人間たちなのですから。
一番嫌なのは他のお客さんに迷惑がかかること
無料プロモーションで一番嫌なのがこれ。
他のお客さんに迷惑がかかるからです。
といのも、無料プロモーションを展開すると、無料に釣られた客が多く来店するため、通常よりお店が混雑します。
そのため、既存のお客さんがその混雑に巻き込まれ、無用なストレスを抱えることになるのです。
これが本当に嫌です。
なんでお金を払ってない人たちのせいで、普通にお金払ってる人たちが無用なストレスを感じなければいけないんですか?
僕はそんなに接客が好きな方ではないですが、こればっかりはちゃんとお金を払ってくれたお客さんには申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
味に自信があるなら安易なマーケティングに走らないでほしい
今回のホットコーヒーリニューアルは、多くのお客様にホットコーヒーの新しい味を知っていただきいという趣旨で16日から20日まで、朝7~10時限定で無料提供が始まります。
しかし、味がリニューアルしてよりおいしいコーヒーになったのであれば、安易に無料に配るマーケティングをするのはやめませんか?
普通にCM打つか、もしくはチラシでコーヒーのクーポンを配るぐらいのアプローチに留めませんか?
そもそも朝は、昼や夜より圧倒的にホットコーヒーが出る時間帯であり、ホットコーヒーのニーズが強い時間帯です。それを全部無料にしちゃったら、とんでもないことになるのは目に見えてわかるでしょ。
こういった無料プロモーションを頻繁にやりすぎると、無料のありがたみっていうのがどんどん薄れていくと思うんですよ。
本当やめてほしい。
まとめ
- 無料プロモーションが将来的な利益につながるのか疑問
- モラルない客が増える
- 店が大混雑するためお店は大変
- 混雑するため普通お金を払ってくれるお客さんに迷惑がかかる
- 味に自信があるなら安易に無料マーケティングをしないでほしい
僕の主張をまとめるとこんな感じです。
さて、マクドナルドが今回のホットコーヒー無料提供プロモーションを発表したところ、「お店が大混雑する」「混みすぎてマックが地獄絵図になる」みたいな意見がたくさん寄せられました。
それに対するマクドナルド側の回答は、「各店舗にしっかり準備するように指示しています」というものでした。
いや、それ現場に投げやりすぎでしょ。って思いましたよ。
各店舗は混雑が予想されるため人手を増やしますが、当然その人件費は店舗持ちです。
本社からのフォローなど何もありません。
確かにこういった無料プロモーションは、フリー戦略と言い、無料で集客し最終的に有料の商品を売り、将来的な利益につながるのかもしれません。
しかしそれをやるなら、もうちょっと店舗へのフォローや、普通にお金を払ってマクドナルドを楽しんでくれるお客さんへの配慮を考えるべきなんじゃないですか!?
あまりにも現場へ投げやりすぎな気がします。
以上、マクドナルドはすぐに無料で商品をばらまくけど正直やめてほしい...でした。