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「日ペンの美子ちゃん」6代目に交代

6代目「日ペンの美子ちゃん」=学文社提供

 ペン習字講座の漫画広告のキャラクターとして知られる「日(にっ)ペンの美子(みこ)ちゃん」が6日、6代目に交代した。交代は10年ぶり。「ボールペン習字講座」を運営する「日本ペン習字研究会」と、通信教育を手がける「学文社」(ともに東京都新宿区)が同日発表した。同時に開設したツイッターの公式アカウント(@nippen_mikochan)などでペン習字のPRに活用する。絵は、漫画家で1970年代の画風を得意とする服部昇大(しょうた)さんが担当する。

 初代美子ちゃんは72年、雑誌「明星」(現Myojo)の別冊付録に、それまでになかった漫画広告の主人公として登場。99年ごろまで、少女漫画や学習雑誌の裏表紙に掲載された9コマの漫画広告などの中で、4代・30年近くにわたってボールペン習字講座をPRし、当時青春時代を過ごした人々を中心に広く親しまれてきた。

 ただ、その後はメールの利用が増えたことなどから受講者が減少。4代目も2000年以降は露出が少なくなった。2007年登場の5代目は、雑誌裏表紙の登場は数回にとどまり、主に同研究会の展覧会の看板やインターネットページのアイコンなどワンカットのイラストとして登場していた。

 学文社の担当者は「ここ3年間で見ると、年間受講者数は増え、受講者層も広がっています。機械では伝わらない『真心』を伝えられる点で、手書き文字の価値は変わっていないと考えています」と話しており、「永遠の17歳」である6代目の活躍に期待している。【増田博樹/デジタル報道センター】

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