前回書いた、ひらがな将棋で「全体的に駒が回転する動きになる」という発想はやや忘れかけていたが、十月ごろからあったようだ。
自分の書いたものを読み直しているうちに、どうせ回転するのであれば盤面そのものを最初から円形にしてみたらどうか、と思いついた。「回転ひらがな将棋」とか「リヴォルヴァー」といったタイトルがすぐ思い浮かぶし、イメージしやすい。
また、次第に盤面が小さくなるのではなくて、
「外周から内周のレーンに移動はできても内側から外側へは行けない」
とすれば、駒がうまく中央に寄ってくれるだろう。
ついでに、うんと内側から外側へジャンプできる特別なマスが数箇所あれば、全体が立体的になって、頭の使いどころが増えて、逆転の要素ができて、スリルが増して、なお良い。
早速、試作品を作ってみた。
だが……、
遠くから見ると、帝国軍の秘密兵器「何とかスター」の設計図のように見えてしまうのであった……。