賭けマージャンが発覚した福岡県飯塚市の斉藤守史(もりちか)市長が、8日に開かれる市主催の成人式に出席しないことになった。市長の欠席は異例だが、市は混乱を避けるためとしている。
市によると、市長の欠席方針は年末に決定した。厳粛な式典の最中にやじが飛ぶなどの混乱を避けるため、出席の自粛を市幹部が提案し、斉藤市長も了承したという。式当日は代わりに片峯誠教育長があいさつする予定。
市によると斉藤市長が成人式を欠席するのは2006年の就任後初めてという。市内の新成人は1219人で、市は例年並みの約900人の出席を見込んでいる。
市は仕事始めの4日、早朝から市民ら約70人が抗議に訪れて市長に面会を求め、仕事始め式の開始が約10分遅れるトラブルがあった。【平山千里】