WiMAX2+のギガ放題プランは、スマホで動画鑑賞を多く行うなどして膨大でデータ通信量を消費するユーザーにとってはソフトバンクモバイルのギガモンスターよりお得なサービスです。
たとえばWiMAX2+のギガ放題プランとソフトバンクのデータ定額ミニ2GBを組み合わせた場合、月間データ通信量21.5GB以上となるとWiMAX2+とデータ定額ミニ2GBのプランを併用する方がお得な上、月間データ通信量を気にせず高速な通信が利用できるようになります。
WiMAX2+をうまく活用して快適なインターネットライフを送りたいものですね。
目次
ギガモンスターとWiMAX2+の概要
CMなどで大々的に広告されているソフトバンクモバイルのデータ定額プラン「ギガモンスター」の登場(2016年9月提供開始)で、月間データ通信量の上限がないWiMAX2+ギガ放題プランとの比較は以前より難しくなったのではないでしょうか。
ソフトバンクモバイルとWiMAX2+の併用を検討されていた方の中でも、ギガモンスターの登場で足踏みされている方も多いでしょう。
ドコモ・auもギガモンスターに類似したプランをリリースし追随しています。
ギガモンスターとは?
ソフトバンクモバイルの通話プランである「スマ放題」「スマ放題ライト」と組み合わせて利用できる大容量のデータ定額プランがギガモンスターです。
ギガ放題プランを含めたソフトバンクのデータ定額プランの料金は以下の通りです。
※1
WiMAX2+とは
最大220Mbpsの高速なモバイル通信サービスを、月間データ通信量の上限を気にすることなく利用できるサービスです。
複数のプロバイダによって提供されていますが、代表的なプロバイダであるUQコミュニケーションズでWiMAX2+のギガ放題プランを契約する場合の月額料金は4,380円(契約後最大3ヶ月は3,696円)です。※2
WiMAX2+のギガ放題プランにも速度制限がある
WiMAX2+のギガ放題プランには月間のデータ通信量に制限はないものの、回線混雑回避の目的により3日間で3GBの通信量を消費した場合、その翌日の昼頃から翌々日の昼頃まで速度制限が行われます。
なお制限後の通信速度は「YouTube動画の標準画質が見られるレベルを上回る程度」とされており、動画鑑賞はもちろんのこと、ホームページの閲覧、LINEでの通話やメッセージの送受信といった通常利用するインターネットのサービスは快適に行えるのでそれ程心配する必要はないでしょう。※2
WiMAX2+はこんな場合にお得
WiMAX2+のギガ放題プランとソフトバンクのデータ定額の料金を比較すると以下の通りです。
※3
ソフトバンクモバイルのデータ定額プランであらかじめ定められたデータ通信量を消費しきった場合、月末まで通信速度が最大128Kbpsに制限されます。
最大128Kbpsの通信速度では動画の鑑賞ができないことはおろか、ホームページが表示されるのも時間がかかるようになるでしょう。
そして、この速度制限を翌月になる前に解除したい場合はデータ通信量を追加で購入する必要があり、この場合の価格は550円/0.5GB、1,000円/1GBです。※4
データ定額の料金で比較した場合、WiMAX2+はデータ定額5GBより安い料金で月間データ通信量を気にすることなく最大220Mbpsの高速なモバイル通信が利用できる上、ソフトバンクモバイルのようにデータ通信量を追加購入する必要もありません。
仮にソフトバンクモバイルで月間40GBまで高速なモバイル通信を利用したい場合、CMで広告されているデータ定額20GBの6,000円に20,000円(1,000円×20GB)の追加となり月額料金は26,000円、データ定額30GBの8,000円なら10,000円(1,000円×10GB)の追加となり月額料金は18,000円です。
こう比較してみると、WiMAX2+がどれだけお得かわかりますね。
ソフトバンクモバイルにWiMAX2+を組み合わせるとお得
ソフトバンクモバイルのデータ定額プランのうち、スマホ端末代の分割支払金が割引となる「月月割」を適用できるのは、データ定額ミニ2GB以上のプラン以上です。※5
たとえばデータ定額ミニ2GB(月額3,500円)とWiMAX2+のギガ放題プラン(月額4,380円)を組み合わせると月額7,880円となり、この料金でソフトバンクモバイルのスマホを利用しつつ、WiMAX2+の最大220Mbpsの通信をデータ通信量を気にすることなく利用できるようになります。
CMで話題の20GB(6,000円)のプランと比較すると一見高いですが、仮にこの容量で足りずに2GB分のデータ追加をした時点で2,000円の追加となり合計料金は月額8,000円となり、データ定額ミニ2GBとWiMAX2+ギガ放題プランの月額合計を超えます。
厳密に計算すると、20GBプラン(6,000円)に1.5GB(1,550円)を追加する状態まで、ギガモンスターの方が低価格です。
もう1つのギガモンスターのプランであるデータ定額30GBの月額料金は8,000円で、データ追加をしない状態ですでにデータ定額ミニ2GBとWiMAX2+ギガ放題プランの組み合わせよりわずかながら高額であるため、結果的に月間21.5GB以上の利用でこの組み合わせがお得ということになります。
その上、月間データ通信量を気にしてストレスを貯めることもないので、スマホでYouTube動画を頻繁に鑑賞するなどしてデータ通信量を膨大に消費する場合は、WiMAX2+を組み合わせて賢くモバイル通信を楽しみたいものですね。
WiMAX2+を固定回線の代替えとして使うとさらにお得
WiMAX2+は月間データ通信量を気にせず高速な通信を利用できるため、固定回線の代替えとして使うユーザーもいます。
仮にソフトバンクモバイル契約中のユーザーが割引のきくソフトバンク光を契約した場合、ソフトバンク光の分の月額料金(5,200円/戸建の場合)が追加される一方で、データ定額20GBのプランなら毎月1,522円の割引となるので、結果的に3,678円の追加となります。
WiMAX2+なら固定回線の代替えになるので、この金額も節約できるわけです。
固定回線の代替えとしてWiMAX2+を使えば、さらにお得ですね。
こんな場合は通信量20GBでは足りない!
ギガモンスターの月間20GBという通信量は膨大な容量のように思うかもしれませんが、特にスマホで動画を多く鑑賞する人にとっては全く足りないこともあるでしょう。
以下、データ通信量を膨大に消費する通信の例とそれぞれの通信で必要となるデータ通信量の目安値です。
なお1日あたりの時間は20GBで利用できる時間を30(日)で割った値です。
※8
この数値は目安であり映像の内容によって大きく変化する可能性はあるものの、こういった数字をみると意外と20GBというデータ通信量も少なく見えるのではないでしょうか。
またこれ以外の例として、例えばAmazonビデオでは映画の視聴ができますが、最高画質の場合「データプラン1GB分で最大30分まで再生可能」とアプリに記載があります。
これを20GB分に計算し直すと最大600分(2時間映画5本分)となり、この例からみても利用用途によっては20GBで足りないことが分かります。
WiMAX2+ならこういった通信に関してもデータ通信量を気にせず利用できるので、頻繁に映像を使った通信をモバイル環境で行うユーザーにはおすすめできます。
外出先や会社の行き帰りの電車の中などで、スマホやタブレットで人気の映画を鑑賞できるのはうれしいですね。
さらに節約したいなら格安スマホも利用しよう
ソフトバンク・au・ドコモの契約より格安SIMを利用すればさらにお得です。
最近はスマ放題ライトプランのような通話プランも登場しているので、頻繁に音声通話を利用するユーザーにもおすすめです。
たとえばOCNモバイルONEの音声対応プランを例にとると、このプランで最も低価格なのは110MB/日コース(月額1,600円)ですが、このプランに1回5分の通話がかけ放題となる「OCNでんわ 5分かけ放題オプション」(月額850円)を組み合わせると合計2,450円となります。※9
これにWiMAX2+ギガ放題プラン(月額4,380円)を組み合わせると合計6,830円。
この価格で1回5分の通話がかけ放題な上に、月間データ通信量を心配せず最大220Mbpsの高速通信が使えるモバイル環境を使える環境が手に入ります。
一方、1回5分の通話がかけ放題のスマ放題ライトプランにデータ定額20GBのギガモンスタープランを組み合わせた場合の月額料金は8,000円なので、OCNモバイルONEとWiMAX2+がいかにお得かがわかりますね。
IP電話を使えば通話料金をさらに節約できる
スマホでLINEやSkypeを使えば、それぞれのアプリ利用者同士の音声通話を無料にできます。
またNTTコミュニケーションズが提供する050 plusなら、固定通話向けの通話料金がスマ放題ライトプランやOCNでんわ 5分かけ放題オプションで5分間の通話超過後の通話料金と比較しても以下の通り低価格です。
※11
050 plusは基本料金が300円ですが、OCNモバイルONEの契約者ならこの基本料金が無料となります。
通話が少ない方であればLINEやSkypeとあわせて050 plusを利用するのもよいのではないでしょうか。
まとめ
ソフトバンクモバイルのギガモンスターは、スマホで動画を頻繁に鑑賞するなどして大量にデータ通信量を消費するユーザーには魅力的なプランです。
しかし、たとえば月間データ通信量が21.5GBを超える場合はデータ定額ミニ2GBプランとWiMAX2+のギガ放題プランを組み合わせた方がお得になる上、月間データ通信量を気にせずすむようになります。
このようにWiMAX2+を契約することで節約を実現しながら月間データ通信量を心配する必要がなくなるので、たくさん使う人ほど併用がおすすめです。
参照/引用元URL
※1 http://www.softbank.jp/corp/group/sbm/news/press/2016/20160908_05/
※2 http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/gigahodai/
※3 http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/gigahodai/
http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/smartphone/
※4 http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/kaiteki-mode/
※5 http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/smartphone/
http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/tsukidukiwari/
※6 http://www.softbank.jp/ybb/special/sbhikari-01/
※7 https://www.globaldata.jp/support/before/qa3/
※8 https://www.globaldata.jp/support/before/qa3/
※9 http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/voice/charge02/?link_id=in_mobileone_navi_0003
※10 http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/
※11 http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/voice/charge02/?link_id=in_mobileone_navi_0003
http://www.softbank.jp/mobile/price_plan/sumahodai/smartphone-light/
※12 http://506506.ntt.com/smp_ap/050plus/pc/index.html
http://service.ocn.ne.jp/mobile/one/voice/charge02/?link_id=in_mobileone_navi_0003