ホームセンターの「島忠」が保護猫の譲渡会を開催 「反響を聞いて社内の反応が変わった」


ホームセンターなどを運営する島忠が12月17日(土)、「ホームズ所沢店」(埼玉県所沢市)で保護猫カフェ「ねこかつ」(埼玉県川越市)に会場を提供し、保護猫の譲渡会を開催しました。当日は14件の譲渡希望があり、現在8匹がトライアル(※)に進んでいます。2017年1月28日(土)には「江東猿江店」で、保護犬も合わせた譲渡会を開催予する定です。

※保護犬猫は、里親候補者が決まると1〜2週間のトライアルというお試し期間に入り、犬猫と新しい家の相性、新しい家族との相性を確かめ、問題なければ正式譲渡されます。

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ホームセンターでの譲渡会は「革命的」

今回の譲渡会は正午から午後4時まで開催され、買い物ついでのお客さんなど4時間で約500人が参加しました。保護猫は19匹参加しましたが常に人だかりができる状態となり、後ろから「(猫が)見えない」といった声も聞こえたそうです。「ねこかつ」店長の梅田 達也さんは、「譲渡希望は開始直後に相次ぎ、たまたま参加した方が譲渡を希望されたというより、事前にチラシや店頭POPを見て参加された近隣の方々が多かったようです」と話します。

ホームセンターという身近な場所での譲渡会が、保護猫に関心があった潜在層と保護猫を結ぶ場として機能したと言えそうです。梅田さんは、「行政の動物愛護センターや自分たちのような保護団体が開催する譲渡会と違って、ホームセンターなら不特定多数の方が来てくれます。1回で10匹も助かるなんて」と驚きを隠せない様子で、この取り組みが全国に広まれば「(保護犬猫の譲渡は)革命的に変わる」と話しました。

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次回は保護犬の譲渡会も同時開催

今回の譲渡会は「ねこかつ」からの提案ではなく、意外にも島忠から「ねこかつ」に提案があって実現したものでした。主導したのは同社でペット部門の責任者を務めるホームセンター商品部の山下 勝利さんです。島忠では約60店舗の半数にペットショップが入店しているためさまざまな意見があったそうですが、海外の事例や沖縄のペットショップ「PETBOX」が店舗の敷地をNPOに無償提供して譲渡会を開催した話を知り、自社でも保護犬猫の譲渡に取り組むべきではないかと考えて開催に踏み切りました。

山下さんは、「(譲渡会の)反響を聞いて社内の反応が変わった」と話します。「島忠は1回やっただけで終わりか」と思われるわけにはいかないということで、次回の「江東猿江店」での開催にも理解が得られたそうです。今後は譲渡会だけでなく、店頭での情報発信を通じて、保護犬猫の存在を多くの人に知ってもらう取り組みもできればと話しました。

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