仏で日本人女子学生不明 チリ人の男を重要参考人に

仏で日本人女子学生不明 チリ人の男を重要参考人に
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フランス東部で行方がわからなくなっている日本人の女子大学生について、フランスのメディアは捜査当局の情報として女子大学生とともに行動していた20代のチリ人の男が何らかの事情を知っているとみて、重要参考人として行方を調べていることを明らかにしました。
フランス東部のブザンソンに留学している筑波大学3年生の黒崎愛海さん(21)は今月4日、20代の外国籍の男とレストランで食事をしたあと行方不明となり、捜査当局は拉致や監禁の事件に巻き込まれた可能性があるとみて調べています。

フランスの地元紙「パリジャン」は29日、当局の情報として黒崎さんと食事をしたのは20代のチリ人の男で、何らかの事情を知っているとみていることを明らかにしました。
そのうえで、男はすでにフランスを出国し、隣国スイスのジュネーブからチリに戻った可能性が高いとして当局が国際刑事警察機構に対し、今月26日、重要参考人として身元を照会したとしています。

また、複数の地元メディアは黒崎さんがブザンソンから南東に25キロの町、オルナンのレストランを男と訪れたあと、行方がわからなくなっていると伝えています。

捜査当局は2人が立ち寄ったとみられるレストランなど、関係先で情報収集にあたるとともに各国の捜査当局と連絡を取り合って男の行方を調べています。