2016-12-24

私を強姦した奴に、不幸になってほしいとは思わない。

帰宅したら知らない男が私のお気に入り包丁を握って、チキンソテーを作っていた…

のではなく包丁で脅され犯されました。

​私は警察通報して起訴裁判が終わるまで

調書の作成などをする日々が続きました。

起訴するための書類には、私が話した内容を元に刑事が私の気持ちを考えて

勝手にやや詩的な文章作成してくれます

裁判員の同情心を煽るような感情を交えながら事実を述べつつ

犯人にはできるだけ重い刑を望みます」といったことが書かれます

正直なところ判決の内容には興味がありませんでした。

奴のことが許せないだとか、不幸になれだとか、そのような感情不思議と全くありません。

奴が牢の中でイイ子にしているかどうかのレポートが定期的に送られてくるのですが

評価が悪いとがっかりします。どうか更生してほしいと思うのです。

私は自分よりラクして幸せになる人を見ると不快になるようなイマドキの卑屈な人間なので

犯人に対してこのように偽善的な感情をいだくことが、自分でも意外です。

犯されたことが平気なわけでもありません。

抵抗しても絶対に敵わない男との力の差を感じたときは、例えるなら

「さっきまでおとなしそうに走っていた白いセダンを抜かした途端に

赤いランプを点滅させる脅威の存在に変貌して追いかけてきたとき絶望

よりもずっとずっと深い絶望です。

ストックホルム症候群(犯人に対して好意的な印象を持ったり協力的になること)でもありません。

この事件によって私は損しかしていません!

怪我を負ったことに加え、財布を取られたことや引っ越しを余儀なくされたこと

しばらくの間行動に制限があったこと

悪夢幻覚も一時期ありましたし

報道によって周りに詳細を知られたこともショックでした。

奴が懲役何年の有罪判決を下されようが、私には一銭の得にもなりません。

こんなに不利益を被ったのに私に対しては何の賠償もなく

はっきりと数字にできる金銭的な損失分の保証すらないので

当時は理不尽で仕方ありませんでした。

法のもとに裁かれるというのはそういうことなんです。

被害者のためではなく、犯罪者世間のためなんだと思います

そればどうしようもないことで、私が得しないなら、これ以上なにもマイナスにならないよう

せめて犯人が更正することを願うことでしか

理不尽で仕方ないという感情をおさめられないんです。




はてなブックマークでも、犯罪者に対して出来る限りの不幸を期待するコメントをよく見かけます

わかります、わかりますが、被害者からするとそうではないこともある、ということを書きました。

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