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三嶋大社「二の鳥居」再建断念 市、政教分離の抵触懸念

(2016/12/23 08:15)
モニュメントの設置が計画されていた市道。今秋の行事でもサツマイモで二の鳥居が“再現”された=11月下旬、三島市大社町
モニュメントの設置が計画されていた市道。今秋の行事でもサツマイモで二の鳥居が“再現”された=11月下旬、三島市大社町

 鎌倉時代ごろに三島市の三嶋大社付近に立っていたとされる「二の鳥居」を“再建”するプロジェクトを進めていた三島商工会議所は22日、計画を取りやめる決定を下した。市から政教分離原則に抵触する恐れがあるとして、設置を予定していた市有地の使用許可が得られなかったため。単独事業の展開も模索したが、設置場所が確保できず本来の目的を達成できないと判断したという。
 設置は大社から南に約300メートルの市道をまたぐ形で計画。2015年秋の行事で商議所青年部が、地元産サツマイモを筒状のケースに入れて高さ数メートルの二の鳥居を再現したところ好評で、商店街活性化や観光客の周遊促進にとモニュメントを新設する機運が高まった。
 市は当初、補助金400万円を拠出して計画を支援する意向だった。しかし9月に市の顧問弁護士が最新の完成イメージについて「以前の協議段階の図面案に比べて設置場所や形状から宗教色が強く、公金の支出は控えた方が良い」と指摘し、状況は一変。補助金の支出取りやめに加えて市道の占用許可も出さない方針に転換した。
 市によると、5月に補助金拠出について当初の図面案を念頭に県と事前協議した際、県の顧問弁護士からは「モニュメントは鳥居型だが目的は商店街の振興で、補助金は政教分離に反しない」との見解を得ていたという。
 商議所の田代稔事務局次長は「『モニュメント』なら問題ないという認識だったが、合意形成が不十分だった。地元の特色をまちづくりに生かせないのは残念だ」と悔やむ。

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