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16年、初の100万人割れ 少子化進行浮き彫り

 2016年生まれの子どもの数(出生数)が98万1000人となることが22日、厚生労働省が実施する16年の人口動態統計の年間推計で分かった。出生数が100万人を割るのは、統計を始めた1899年以降、初めて。前年の100万5677人(確定数)より2万人以上減少し、少子化の進行が改めて浮き彫りとなった。

 年間推計は、前年の確定数や16年1~10月の速報値などを基に、11、12月分を推計して算出している。

 合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子どもの数に相当)は05年に過去最低の1.26を記録後、緩やかな上昇傾向にある。しかし、出産の中心となる15~49歳の女性の人口が年々減少し、平均的な初婚年齢が上昇しているうえ、第2次ベビーブーム世代(1971~74年生まれ)の女性が40代となったこともあり、出生数の減少に歯止めをかけることができなかったとみられる。

 死亡数から出生数を差し引いた自然減は31万5000人と推計され、10年連続の減少となった。

 人口動態統計の確定数によると、出生数は14年に過去最少の100万3539人となったが、15年は100万5677人となり、5年ぶりに増加に転じていた。【山田泰蔵】

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