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himaginaryの日記

2016-12-17

トランプの大規模インフラ投資計画? これは罠だ。

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と題したWaPo論説を、オバマ政権ヒラリー・クリントンの選挙活動で顧問を務めたロン・クラインが1ヶ月ほど前に書いている原題は「Trump’s big infrastructure plan? It’s a trap.」で、アクバー提督の有名な台詞を意識しているのかな、と思ったら、案の定そうだった

以下はその冒頭。

As the White House official responsible for overseeing implementation of President Obama’s massive infrastructure initiative, the 2009 Recovery Act, I’ve got a simple message for Democrats who are embracing President-elect Donald Trump’s infrastructure plan: Don’t do it. It’s a trap. Backing Trump’s plan is a mistake in policy and political judgment they will regret, as did their Democratic predecessors who voted for Ronald Reagan’s tax cuts in 1981 and George W. Bush’s cuts in 2001.

(拙訳)

オバマ政権の大規模なインフラ投資計画である2009年米国復興法の導入の監督責任を担っていたホワイトハウス当局者として、次期大統領ドナルド・トランプインフラ投資計画を受け入れようとしている民主党員に対して単純なメッセージを送りたい:やめろ、これは罠だ。トランプの計画を支持することは、いずれ後悔することになる誤った政策ならびに政治的判断である。それは、彼らの先達の民主党員が、1981年のロナルド・レーガンの減税や2001年のジョージ・W・ブッシュの減税に賛成したのと同じ轍を踏むことになる。

理由としてクラインは、以下の4点を挙げている。

  1. トランプの計画は実際にはインフラ投資計画ではない
  2. トランプの計画は実際には雇用を増やさない
    • トランプの計画は、プロジェクトではなく投資家補助金を与え、橋ではなく税控除に資金支出する。また、新規雇用を促す仕組みは存在しない。
    • そもそもトランプ計画の立案者が、これが雇用を増やすと言ったことはない。むしろ、その計画を受け入れようとする民主党員がそう言っている。
  3. 1370億ドル程度の赤字拡大につながる
  4. 民主党の原則を切り崩すような政策変更を伴う

mimasamimasa 2016/12/17 14:14 バブルは金利上昇によって、突然発生するし、金利の高止まりによって、簡単にはじける。来年に日本型バブル崩壊を世界は理解するだろう。

米国の金利の上昇に米国企業の業績がついていけないことは確実だ。業績が金利上昇のペースに合わせて好転していかないと、米国の株式市場は暴落する。予定通りに進められる米国の積極財政政策は、それが原因で金利が高止まりしてしまう。米国はすでに完全雇用の成熟経済なのだから、実体経済に伸びしろはない。積極財政は米国経済に高金利の金融政策の効果しかもたらさないのである。

来年の半ばには米国外の新興国経済も米国経済の足を引っ張るように、需要が激減している。日本経済も円安では国内消費を増やすことはできない。金利高止まりと株価の世界規模の暴落と世界の需要の急減の後、不動産バブルの崩壊におびえるのは日本も同じだ。

1990年代の日本で起きたことが、世界規模で再現される。経済に伸びしろを持たない成熟経済の日本型バブル崩壊の過程は10年以上にもわたる長い年月を要した。まさに現在は、ドルの量的緩和が引き起こした世界最大バブルのクライマックスだ。

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