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 16日のニューヨーク株式市場は、金融株に利益確定の売りが出たことなどから、大企業で構成するダウ工業株平均は値下がりした。終値は前日より8・83ドル(0・04%)安い1万9843・41ドルとなった。

 金融大手ゴールドマン・サックスなどの金融株はこのところ、金融規制の緩和を公約するトランプ次期政権への期待などから買われていたが、この日は値を下げた。中国海軍の艦船が米海軍の無人潜水機を奪ったとの報道で、米中関係の悪化に対する警戒感が広がったことも売りを誘った。

 ハイテク株が中心のナスダック市場の総合指数は、19・69ポイント(0・36%)低い5437・16で取引を終えた。(ワシントン=五十嵐大介

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