軽自動車の名義変更を自分で行う方法と書類まとめ

やたらと複雑で大変だと思われてしまう車の「名義変更」。しかし、やることをまとめてみると意外と簡単かも…？そう思っていただけるよう、今回は特に軽自動車の名義変更の手順をまとめてみました。

ブックマーク 2016年12月14日更新 399 views

名義変更の意義

家族で車を所持していて車を相続する場合や売買によって車の所有者が変わった際、その車の名義を変更する必要があります。こういった手続きは面倒なものですが、１５日以内に変更しなければ自動車納税等の書類が家に届かないなど、さらに面倒なことになりかねません。こうしたことが起こらぬよう、名義変更は速やかに行いましょう。今回は軽自動車の名義変更の具体的な方法を簡潔にお伝えしていこうと思います。

軽自動車の名義変更とその他の車との違いは？

名義変更の際、軽自動車とその他の車では方法や手順に違いがあります。

窓口の違い

最も大きな違いはこの点です。その他の車は各県の運輸支局にて行いますが、軽自動車は「軽自動車検査協会」の窓口にて行います。

書類

軽自動車の場合、その他の車と比べて必要な書類が少ないことも特徴です。次の項目では、具体的に必要な書類をまとめていきます。

必要な書類は？

画像出典：howtogeek.com

必要な書類には「自分で用意するもの」と「窓口で受け取るもの」があります。さらに「自分で用意するもの」のなかでも、旧所有者と新所有者が準備するものがそれぞれ異なります。

１	新たな使用者の印鑑
２	元の使用者の印鑑
３	車検証
４	ナンバープレート
５	使用者の住所を証する書面
６	自動車検査証記入申請書軽第1号様式または軽専用第1号様式
７	軽自動車税申告書
８	自動車取得税申告書

１～５は自分で用意するもの、６～８は窓口で入手するものです。

「ナンバープレート」について

ナンバープレートは軽自動車検査協会の管轄に変更が無ければ必要ありません。つまり、例えば、新使用者も旧使用者も品川に住んでいる場合はナンバープレートは必要ないということです。

「使用者の住所を証する書面」について

発行から３か月以内の以下いずれかの書類が必要になります。
・マイナンバーが記載されていない住民票の写し
・印鑑証明書
・サイン証明書

軽自動車検査協会へ

これらの書類がそろったら、居住地を管轄する軽自動車検査協会へ向かいます。窓口に行く際は、名義を変更したい軽自動車で向かいましょう。検査協会に着いたら、まず何をすれば良いのでしょうか？

ナンバープレートを外す

画像出典：triumphindia.org

ナンバープレートが必要な場合、ナンバープレートを窓口に提出しなくてはならないので、もちろん取り外す必要があります。ですので、３号のプラスドライバーを準備しておきましょう。

申請書に記入

・自動車検査証記入申請書
・軽自動車税申告書
・自動車取得税申告書
これらを窓口で購入して記入します。地域にもよりますが、どれも書類代として５０円もしない場合がほとんどのようです。

新規の車検証を受け取る

記入が終わると、窓口から新規の車検証を受け取ることができます。記載事項に間違いがないかをしっかり確認しましょう。

税事務所へ

新規の車検証に記載ミスがないか確認し終えたら、軽自動車検査協会の隣にある税事務所へ自動車取得税を払いに行きます。軽自動車税に関しては、毎年４月に納付書が郵送されますので、コンビニエンスストア等で支払えます。

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新ナンバープレートを受け取る

最後にナンバープレート専用窓口でナンバープレートを受け取り、車に取り付ければすべての手続きが完了です。取付セットももらえるようですよ。ナンバーを指定しなければ、だいたい2,000円程度で変更できます。

以上が軽自動車の名義変更を行う際の手順の全てです。意外と簡単と思われた方も多いのではないでしょうか？しかし、それでも手間がかかってしまうのは事実。業者に名義変更を依頼した場合について整理をしていきましょう。

名義変更を業者に依頼する

名義変更を業者に依頼する場合、自分で手続きをすれば高くても3000円程度に抑えられる費用が一気に2万円へと跳ね上がります。
今まで見てきたとおり、書類さえ揃えてしまえば名義変更の手順そのものは単純で簡単なので、どうしても時間が無い時の最終手段として活用するべきなのではないでしょうか。

まとめ

「名義変更」という言葉の響きだけで、難しさや面倒くささを連想してしまいそうですが、こうしてみてみると特に軽自動車の場合は簡単なように思えませんか？しかし名義変更をしなかった場合よりも素直にした場合の方がはるかに楽です。もし分からないことがあっても、軽自動車検査協会に聞いて、きちんと登録をしておきましょう。