あちらこちらのブログからご指名を受けましたので、やってみることにします「#HyperlinkChallenge2016」。これは今年おもしろかったWebコンテンツを挙げていこうという取り組みで、去年もやっていたみたいです。
1本は他社によって制作された記事、もう1本は自らが執筆・制作に関わった記事を選ぶのがルールらしい。ではまず、他人が作ったやつを選んでみます。
Yahoo! 個人の躍進が目立った。
1本目はふじいりょうさんという方がYahoo! 個人に書いたこの記事。彼は日本版BuzzFeedは失敗すると考えていて、その理由として「動きが遅い」、「アダルトコンテンツはどうするの?」、「既にレッドオーシャンな『ネットで話題』」、「ヤフーはどこまで関与するのか」といった項目を挙げていました。
最後はこう締めています。
とにかく。編集長が決まって3ヶ月も何もコンテンツが出てこないというのはネットメディアのスピード感ではあり得ない。
ネット上では「ふじいさんのオピニオン極めて正論!」と、なかなか鋭い考察であると評判でした。Yahoo! 個人の書き手が存在感を示した素晴らしい記事だったと思います。
これから新たにオープンするネットメディアは編集長を決めたら、サイトオープン前だとしても、すぐに何かのコンテンツを出したほうがいいそうです。これは勉強になります。
Yahoo! 個人といえばジャーナリスト魂
藤代さんという人がヤフーの社長にインタビューを申込んだけど、断られてオコだよ♡という記事です。
先日Yahoo! JAPANの広報を通じて、スマホシフトや個人などの取り組みを含めたニュース全体の方針について宮坂学社長にインタビューを申し込みました。結果は『Yahoo!ニュースについては担当責任者から語らせたいという宮坂本人の意向』と断られたのですが、朝日新聞を見たら大鹿靖明記者によるインタビュー記事が掲載されていました。
ヤフーはその直前に、「信頼性と品質」「多様性の尊重」「豊かな情報流通」をがんばりますというメディアステートメントを発表していました。なのにうちの取材は担当者から語らせたいって断って、他誌には社長出すなんてウソばっかりやないか!と怒っているようです。
最後はこう締めくくられています。
取材に対してウソをつくトップがいるような組織に、信頼と品質など担保できるわけがありません。
これはジャーナリスト魂を感じる熱いエントリーでした。この姿勢はつねに模範としていきたいと思います。
そういえばこの件に関しては、同じくYahoo! 個人で書いてる徳力さんという人がその後、「おまえ、もう43歳でしょ?」とたしなめたところまで含めて味わい深いものがありました。
バイラルメディアと何が違うんでしょうか?という真正面からの問いかけ。
これ、藤代さんが毛嫌いしていたタイトルだけでPV稼ごうとしてるバイラルメディアと何が違うんでしょうか?素人目に見たらおんなじですよね?違います?
ここまでぜーんぶYahoo! 個人。というわけで、今年はYahoo! 個人がめちゃくちゃ熱かったと言わざるをえない。最高だった。
自分の記事はあえてキュレーションから選んでみる
最近風当たりが強いキュレーション。本来は美術館や博物館の展示を企画、編纂することですが、ネットメディア文脈では転じて、外部ソースの引用を使ってコンテンツを作ることを意味しています。上記の記事は自分の言葉なんてほとんどありません。Twitterでスリッパの作り方を公開していた人に連絡を取り、写真の使用許諾を得て転用。さらに簡易トイレの作り方を解説したInstagram投稿をエンベッドし、東京都が発行する防災ハンドブックを引用。実は新聞紙は読むよりも災害時に便利だぞ、という記事に仕上げました。
外部ソースをふんだんに使うことで、よりスピーディーに、より実践的な記事を制作できます。キュレーションはそんなに悪いことじゃありません。
キュレーションというと、やれ盗用だ、転載だ、無断引用だ(←これ本当に謎な言葉。引用ってのは基本無断なんだよ)などと言われがちですが、TwitterやInstagram、Facebookなど各種SNS投稿のエンベッドは公式に認められている機能です。
萎縮することなくやっていけばいいと思いますよ。キュレーションばんざい。
--次回予告
「このバトンはキュレーションの有名人 @mary_ctrl_plusさんにまわします」
この話題はポッドキャストでも深掘りしていくよ。
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