上野満男、佐藤常敬
2016年12月15日03時00分
北陸新幹線の敦賀―新大阪間のルートが14日、「小浜・京都ルート」に事実上決まり、県が推す「米原ルート」は落選した。この日朝、三日月大造知事は急きょ上京して菅義偉官房長官らに米原を売り込んだが、最後の訴えも届かなかった。
米原駅の年間利用者は現在、年約250万人。県は米原ルートの整備により、利用者を年1120万人とはじき出していた。しかし、そのうち何人が米原で降り、県内にお金を落とすかなど経済波及効果の試算はしなかった。
県幹部は「別ルートが開通すれば滋賀のポテンシャルが奪われかねない。100を80、70に減らさないようにするのが米原ルート提案の理由」と明かす。
もちろん米原ルートが実現すれ…
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