200社を超える格安SIMの中で、各社の何がどう違うのか、本当に分かりづらいですよね?
今回は、キャッシュバックキャンペーンにも力を入れているNifmo(ニフモ)に注目してみました。
Nifmoは、「割引し放題」「かけ放題」「印刷し放題」という「3つのし放題」をアピールポイントとして掲げています。
しかし、注意する点もあります。かけ放題サービスの「Nifmoでんわ」がIP電話であること、アプリのレビューの評価が低い(☆1.3)ということです。
今回はそんな格安SIM、Nifmoを紹介していきます。
Nifmo(ニフモ)とは?
Nifmoとは、大手サービスプロバイダであるニフティ株式会社によって、2014年11月26日からサービス開始された格安SIMです。回線はドコモのLTE回線、3G回線を利用しています。
Nifmoは、2015年には格安SIMアワードのコストパフォーマンス部門で最優秀賞を受賞。6314人を対象に調査されたオリコン日本顧客満足度スマホ部門では、2年連続(2015年、2016年)第1位を取っています。
格安SIMの中には、混雑時間帯や、混雑する場所で利用する際に、通信速度が著しく低下するものもあります。Nifmoも過去に、CMやキャンペーンによって一気にユーザーが増えたタイミングで、通信速度が遅くなることがありました。しかし現在は、通信速度は改善されており、ストレスなく利用できる速度を維持しているといわれています。
「3つのし放題 」とは?
Nifmoは「3つのし放題」という独自のサービスを展開しています。
- ①かけ放題「Nifmoでんわ」
- ②割引し放題「Nifmoバリュープログラム」
- ③印刷し放題 「Nifmoプリント」
①かけ放題「Nifmoでんわ 」
Nifmoでんわは、月額+1,300円で国内かけ放題、月額+2,700円で国際電話もかけ放題というオプションプランです。
他社のプランでは、「5分以内の通話が、月に300回まで無料」といった制限があるものも多いですが、Nifmoでんわは、格安スマホの中で数少ない無制限かけ放題のプランになっています。
但し、以下の注意点があります。
- 音声機能付きSIMでしか契約できない
- IP電話なので、通常の音声通話と比べると通話品質が劣っている
- Nifmoでんわのアプリを経由して使用しないと通常の通話料金がかかる
- 相手側にこちらの番号が表示されないことがある
- 3分間の通話で1.5MB程度の通信量を使う
- 2カ月以内に解除すると3,000円の手数料がかかる
Nifmoでんわに魅力を感じて契約をしたものの、品質に満足できず、すぐに解約してしまう人も多い様です。
google playの評価は1.3・・・
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nifty.nifmodenwa&hl=ja
中には「コツを掴めば使い勝手がよい」等の肯定的な評価も少数見かけますが、レビューは基本的には怒りや嘆きの声で溢れかえっています。
Nifmoでんわを使用する環境にもよると思いますが、ストレスなく使用するのは少々難しいようです。
Nifmoのオペレーターの方にも確認しましたが、月の高速通信のデータ量を使い切って低速モードになった場合は、「低速モードでは、残念ながらほぼ使い物にならない」との回答でした。
低速モードを解除するために、データを追加しようとしても0.5GB/900円と、他社(例:LINEモバイル 0.5GB/500円)に比べ倍近いコストがかかります。ですので、「かけ放題」とは言い難い内容になっています。
②割引し放題「Nifmoバリュープログラム 」
Nifmoには、条件を満たすと月々のスマートフォンの料金から割引できる「Nifmoバリュープログラム」があります。
ショッピングで割引
専用のアプリで、提携するECサイト(Yahoo!ショッピング等)から商品を購入することで、月額料金から一定の割引を受けることが出来ます。
アプリのダウンロード、インストールで割引
専用のアプリでアプリをダウンロードすることで、月額料金から一定の割引を受けることが出来ます。ゲーム系アプリの場合は、ダウンロードだけではなく、一定のステージをクリアすることが条件となっているものもあるようです。
食事で割引
指定された飲食店で食事をすると、食事代の何割かを割引ポイントとして受け取ることができます。例えば、天丼チェーン店「てんや」で食事をしてアンケートに答えると500円割引になったりと、かなりお得な割引が実施されることもあるようです。
※提携している飲食店は、主に首都圏、大阪、愛知などに集中しているようです。
Nifmoバリュープログラムをフル活用することで、月額料金を大幅に節約することも可能です。
③印刷し放題「Nifmoプリント」
専用のアプリで撮影した写真を好きなだけ現像できるサービスです。料金は、380円の月額料に加えて、100枚ににつき120円の送料がかかります。
- 100枚:計500円 (5円/枚)
- 1000枚:計1580円 (1.6円/枚)
プリントサービスは、格安といわれるところでも大抵1枚5円以上はするので、月に100枚以上印刷するならNifmoプリントは、お得になります。しかも大量に現像すればするほど単価が安くなります。
月額サービスなので、必要な月に申し込みをして、不要な月は解除するのがよいでしょう。
以下は注意点です。
- 1カ月分の注文写真がまとめてプリントされて届く
- ほかのカメラアプリで撮影したものや、Nifmoプリントで同じ写真を2枚(焼き増し)現像する場合は、10円/枚の費用がかかる
スマートフォンで撮った写真をたくさん現像したい人、仕事で大量に印刷する必要がある人には、オススメです。
その他のNifmoの特徴
「3つのし放題 」の他にもNifmoには便利な特徴があります。
- データを使い切ってもバースト機能が使える
- BBモバイルポイント(wi-fiスポット)が無料で使える
- 家族でデータを分け合える「シェアプラン」
- 通信量ボーナス「ファミリーおまとめボーナス」
- データ通信量を繰り越しできる
- 最低利用期間が6カ月と短い
データを使い切ってもバースト機能が使える
通常、速度制限がかかった状態でWebサイト等を読み込む場合には数分かかってしまいますが、Nifmoは、最初の150KBまでを高速通信で利用できる「バースト機能」が実装されています。
ページを読み込む速さが一瞬早くなるだけなので、動画の再生には対応できません。しかしWebサイトの閲覧程度なら、バースト機能の無いものに比べて、大分スムーズに読み込むことができます。
BBモバイルポイント(wi-fiスポット)が無料で使える
Nifmoでは、「BBモバイルポイント」というソフトバンクモバイル株式会社が提供するwi-fiスポットを追加料金なしで利用できます。
BBモバイルポイントは、空港やカフェ、チェーン飲食店など、全国5,000ヶ所以上に設置されています。5,000ヶ所という数は、そこまで多い方ではありません。例えば、OCNモバイルONEの格安SIMで利用できるwi-fiスポットは全国82,000ヶ所以上あります。
BBモバイルポイントが利用できる施設自体のヘビーユーザーでない限りは、恩恵はそこまで大きくないかもしれません。今後の提供エリア拡大に期待したいですね。
家族でデータ通信を分け合える「シェアプラン」
家族で最大7契約のデータ通信量を月々シェアすることができます。
また、例えば、父母子の3契約があった場合、父と母の2つの契約をシェアして、月のデータ通信量を共有、子の契約はシェアしないという選択をすることも可能です。
通信量ボーナス「ファミリーおまとめボーナス」
家族で複数回線契約すると、契約数×0.5GBの通信量がボーナス分として貰えます。
例えば、家族3人のスマホがNifmoだと、合計1.5GB(3回線×0.5GB)が毎月付与されます。これは、それぞれの回線をシェアプランにしていない場合にも貰えます。
データ通信量を繰り越しできる
余った通信量は、翌月末まで繰り越しが可能です。ただし、1.1GBのプランの場合、繰り越しはできません。
最低利用期間が6カ月と短い
一般的に、SIMを最低利用期間内に解約すると違約金が発生します。この「最低利用期間」は、大手キャリアでは「24カ月」、他社の格安SIMでは「12カ月」と設定しているところが多いですが、Nifmoの最低利用期間は「6カ月」と比較的短い方です。
音声通話対応SIMプランの場合、利用開始月の翌月から数えて6カ月以内に解約すると8,000円の契約解除料が発生します。
データSIMプランは、解除手数料はかかりません。ただし、利用開始月に解約した場合には、通常なら無料である月額料金を支払う必要があります。
Nifmoの料金プラン
基本料金
Nifmoの料金体系はとてもシンプルで、「①データ通信量」と「②SIMの種類の組み合わせ」で決まります。
①データ通信専用SIM(月額)
- 3GBプラン・・・900円
- 5GBプラン・・・1,600円
- 10GBプラン・・・2,800円
②SIMの種類
- 「SMS付きデータ通信専用SIM」にすると上記の料金+150円。
- 「音声通話対応SIM」にすると上記の料金+700円
例えば、10GBの音声通話対応SIMの場合、①2,800円 + ②700円 = 3,500円が月額基本料金になります。
裏プラン?「データ通信量1.1GBプラン」
Nifmo公式サイトには記載がないのですが、実は、データ通信量1.1GBプランというものがあります。
電話でNifmoのオペレーターさんに確認したところ、1.1GBはキャンペーンページのみで展開している裏プランだそうです。電話でも「キャンペーンページを見た」と言えば申し込むことが可能だそうです。
なお、私が見つけたキャンペーンページは価格.comの以下のものです。
http://kakaku.com/mobile_data/sim/detail.asp?si_planunitcd=1610
1.1GBプランでは、後述するキャッシュバックキャンペーンと、niftyユーザーへの200円割引が適用されないので、その点は注意が必要です。
3つの割引サービス
①最大20,000円のキャッシュバックキャンペーン
2016年12月からのキャンペーンでNifmoで販売している格安スマホとセットで購入することで、申し込むプランに応じて以下のキャッシュバックを受け取ることができます。
- データ通信専用SIM(3GB,5GB,10GB):8,000円
- 音声通話対応SIM(3GB,5GB):10,000円
- 音声通話対応SIM(10GB):20,000円
注意点としては、利用開始月を含む6カ月間以内の解約や、契約時より少ない通信量へプラン変更することでキャンペーン対象外になってしまいます。また、実際にキャッシュバックされるタイミングは、利用開始月を含む9カ月目になります。
今回のキャンペーンは、2017年1月31日に終了予定ですが、Nifmoは過去にも何度か大きなキャンペーンを実施しているので、以降も別のキャンペーンが実施される可能性は高いです。
②機器セット割
スマホ端末とSIMをNifmoで同時購入することで、月額料金から200円割引されます。但し、対象外の機種もあるので、詳細は公式HPで確認してください。
http://nifmo.nifty.com/smp_set/?id=setwari
③まるっと割
自宅のインターネット固定回線のプロバイダとしてniftyを利用している状態でNifmoに申し込むと、月額料金から200円割引されます。
さらに、自宅の電力供給元を@niftyでんきに切り替えると、合計400円の割引になります。
3つのオプションサービス
「NifMo あんしん保証」(月額380円)
画面割れなどの破損、水没による故障などの場合、同じ機種の新品に交換してもらえるサービスです。交換の際に追加でかかる費用は以下の通りです。
- 初回 :5,000円
- 2回目 :10,000円
- 3回以降:定価
iPhoneなどのハイスペック端末と比べて、本体代が安い格安スマホにかける保証としては割高感がありますが、スマホをすぐ壊してしまう人や心配な人は入った方が良いのかもしれません。
「データおかわり0.5GB」(1回900円)
契約した月間通信量を超過すると速度制限がかかりますが、「データおかわり」をすることで低速モードを解除できます。0.5GBあたり900円で、月に6回まで購入できます。追加のデータ量としては、割高ですよね。
月間ではなく、1日のデータ通信量超過の場合の速度制限は解除されませんので、要注意です。
「NifMo 訪問レクチャー」(月額480円)
初回無料・2回目以降は6,500円で、スマートフォンの設定や操作方法を、自宅まで来てレクチャーしてもらえます。
ただ、2年契約が前提のオプションなので、途中解約の場合は残り月数分の解除手数料がかかります。なので、最低でも11,520円(480×24ヶ月=11,520円)かかるサービスです。
Nifmoの速度制限について
1日のデータ通信量が以下を越えると、使いすぎた当日だけ(翌日0時まで)通信速度が200kbpsに低下する制限がかかります。
- 3GBプラン :650MB
- 5GBプラン :1.1GB
- 10GBプラン:2.2GB
ちなみに200kbpsという速度でスマートフォンを利用した際の体感は以下の通りです。
・LINEやメールの送受信
画像等を添付しない限りほぼ問題ありません。
・LINE、IP電話による通話
音声の遅延やノイズが入る、切断という場合も考えられます。
・Webサイトの閲覧・googleマップの利用、YouTube等での動画再生
読み込むまでに数分かかったり、動画の再生中に数秒おきに再生が中断されたりします。
他社には、そもそもの制限の基準や制限後の速度が不明瞭なところもあります。基準が明確で、うっかり通信量を超過してもその日だけ我慢すればいいNifmoは、比較的使い勝手が良い方だと思います。
5つの注意点
以下はNifmoを契約する上での注意点になります。
- Nifmoでんわは低評価
- MNPに時間がかかる
- 低速モードへの切り替えができない
- 初月基本料無料について
- プラン変更は申請の翌月に適用
- Nifmo解約時
Nifmoでんわは低評価
あくまでIP電話ですので、通常の音声通話の代わりと考えてしまうと、様々な問題点があります。先ほどもお伝えした通り、通話品質が悪い等、通話アプリとしての評価は低いようです。
MNPに時間がかかる
Nifmoを申し込んでから、切り替え完了までおよそ4,5日かかるようです。そのうち、実際に電話が使えなくなる期間は2,3日のようです。即日切り替えのできる格安SIMに比べると、若干長いです。
低速モードへの切り替えができない
Nifmoには、通信速度を高速⇔低速に切り替える機能がありません。
もし将来、低速モードが加われば、今あるバースト機能と併せることで通信量を節約しやすくなります。
初月基本料無料について
Nifmoは、使用開始月の基本料が無料になります。商品を受け取った日が初月としてカウントされるので、月末か月初すぐに申し込んで受け取るのがベストです。
プラン変更は申請の翌月に適用
通信プランの変更を申請した場合、申請した月の翌月から変更後のプランが適用されます。1.1GBから3GBや5GB、10GBへの通信量が大きいプランに変更することは可能ですが、大きい容量から1.1GBに再び変更することは出来ません。
Nifmo解約時
Nifmoを解約する際にはnifty自体を別途解約しないと毎月250円徴収されてしまうので注意が必要です。
まとめ
格安SIMの中では、通信速度はトップクラスと評判のNifmoですが、以下の条件にあてはまる人には、特にオススメといえます。
- プロバイダとしてnifty、@niftyでんきを利用している方
- 手すきの時間にコツコツポイントを貯めて節約するのが好き
- 都会で外食する機会が頻繁にある
- スマホで撮影した写真を大量に印刷したい人
- キャッシュバックで安くスマホを買いたい人
逆にオススメできない人の条件は以下のように思われます。
- 080、090発信でのかけ放題を使いたい人
- MNPの切り替えに数日かかると困る人
Nifmoは格安SIMの中では珍しく、時間無制限かけ放題があります。しかし、「Nifmoでんわ」は評判が非常に悪い為、かけ放題に魅力を感じてNifmoを検討している方は再考された方が良さそうです。
しかし、その他の基本料の割引・データ通信速度・料金体系に関しては、優等生的な格安SIMですので、かけ放題が必要なくてもいい方は検討する価値は十分あると思います。