首相 北方領土の元島民に「私の世代で終止符打つ」
安倍総理大臣は、今週行うロシアのプーチン大統領との首脳会談を前に、北方領土の元島民などと面会し、「元島民、お一人お一人が亡くなっていく中で、領土問題に『私の世代で終止符を打つ』という決意で首脳会談に臨みたい」と述べました。
安倍総理大臣は、今週、山口県などでロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談に臨むのを前に、総理大臣公邸で、北方領土の返還を求めて活動している「千島歯舞諸島居住者連盟」の脇紀美夫理事長ら元島民など7人と面会しました。
この中で、安倍総理大臣は、「四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの方針のもと長い間、交渉を行ってきた。しかし70年以上たっても、領土問題は残り、平和条約は締結されていないという異常な状況のままだ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「元島民の皆様は『生きているときに、元気なときに解決してもらいたい』という強い気持ちを持っておられると思う。お一人お一人が他界される中で、『私の世代で終止符を打つ』、この決意で首脳会談に臨みたい」と述べました。
これに対して脇理事長は、「多くの仲間が『島に帰りたい』と言いながら亡くなっていき、1万7000人いた島民は6000人余りになってしまった。元島民は子どもや孫とともにふるさとに戻れる日を待ち望んでいる。1歩でも2歩でも具体的に進めていただきたい」と述べました。
この中で、安倍総理大臣は、「四島の帰属の問題を解決して平和条約を締結するとの方針のもと長い間、交渉を行ってきた。しかし70年以上たっても、領土問題は残り、平和条約は締結されていないという異常な状況のままだ」と述べました。
そのうえで、安倍総理大臣は、「元島民の皆様は『生きているときに、元気なときに解決してもらいたい』という強い気持ちを持っておられると思う。お一人お一人が他界される中で、『私の世代で終止符を打つ』、この決意で首脳会談に臨みたい」と述べました。
これに対して脇理事長は、「多くの仲間が『島に帰りたい』と言いながら亡くなっていき、1万7000人いた島民は6000人余りになってしまった。元島民は子どもや孫とともにふるさとに戻れる日を待ち望んでいる。1歩でも2歩でも具体的に進めていただきたい」と述べました。