炭水化物の摂り過ぎが太る原因になるのはなぜ?
炭水化物には、消化吸収される「糖質」と、されない「食物繊維」があります。糖質は人体(特に脳)にとって活動エネルギーの源になります。エネルギーのため、必要分は摂取する必要がありますが、必要以上に摂取すると太る原因となってしまいます。
その理由は血糖値にあります。炭水化物を摂ると、炭水化物に含まれている糖質が体内でブドウ糖に変わり、血中で血糖値を上げます。
血糖値が上がると、血糖値を下げるためにインスリンというホルモンが分泌されます。適量の糖質摂取であれば、インスリンは糖質を細胞に送る役割に徹してくれますが、過剰に糖質を摂取してしまうと、インスリンは糖質を脂肪に変えてしまいます。これが炭水化物の摂り過ぎで太るメカニズムなのです。
ご飯抜きだからって安心してはいけない
炭水化物であるご飯を抜くことで、脂肪の元となる糖質の摂取量を抑えることが出来るため痩せる、というメカニズムは非常にシンプルでわかりやすいでしょう。
しかし、ご飯を抜きにしても普段私たちが食べている意外なものに糖質はたっぷり入っています。頑張って日本人の命であるごお米を抜いてまでダイエットしてるのに、なかなか痩せない…。そんなことになったら悲しいですよね。
そこで、ご飯抜きダイエットをしている人がやりがちな食事方法の注意点をご紹介します。
とんかつ定食で注意すべきはご飯じゃない
とんかつにキャベツという組み合わせは、東京・銀座の洋食店、煉瓦亭さんが一番最初に考えたそうです。キャベツの食物繊維がとんかつのアブラを吸収し排泄してくれたり、キャベツのキャベジンという成分が胃の調子を整えてくれてとんかつを食べた後の胸焼けや胃もたれを防いでくれます。
このように、栄養面では理にかなっていますが、糖質摂取量で見ると問題です。なぜなら、キャベツは糖質が多いからです。
とんかつ定食にのるキャベツは大体8分の1玉で、なんと糖質は6g(角砂糖1.5個分)も含まれているのです!とんかつにかけるソースは大さじ1杯で約5gの糖質。そもそもとんかつの衣も小麦粉やパン粉という糖質…。決してご飯を半分にすれば痩せるわけではないのです。
カレーライスのご飯は少なめで
これ、意味がありません。カレールーには糖質が多いにんじん、玉ねぎ、じゃがいもがゴロゴロ入っており、カレールー自体も糖質が非常に多いのです。
特にじゃがいもとカレールーの糖質量には注意しましょう。じゃがいもはデンプンたっぷりで1個につき糖質16.1g(角砂糖4個分)が含まれます。カレールーは1皿分(20g)で糖質8.2g(角砂糖2個分)。糖質は決して甘みのあるものだけに含まれているわけではないのです。
それでもカレーを食べたい場合は、カレールーを使わずにカレーペーストのみのドライカレーを作ってみてはいかかでしょうか。糖質が多いじゃがいもなどは使わずにひき肉を使った高タンパクカレーをご紹介します。
中華料理ではご飯抜き
中華料理には糖質が多い料理がたくさん!酢豚、八宝菜、チンジャオロースなどのとろみはデンプンたっぷりの水溶き片栗粉です。
その他にも醤油、ケチャップ、オイスターソースなど糖質たっぷりの調味料が多く使われています。ご飯を抜いたところで糖質は他に多く含まれています。
極端な炭水化物抜きはダイエット失敗の元!
ご飯を抜いても意外なところで炭水化物(糖質)を摂取してしまっているのです。それならいっそのこと食事は野菜にして炭水化物は完全にカットしてしまおう、と考える人も少なくないでしょう。
確かに、炭水化物を控えることでカロリーはかなりカット出来るため、一時的には体重を減らすことに効果的です。しかし、炭水化物を極端に減らしてしまうと、身体のエネルギー源である糖質が不足してしまい、身体がだるくなったり、頭がボーッとしたり、イライラしてしまいます。ストレスを溜めることはダイエット失敗の元です。
また、炭水化物を摂取しないことで糖質摂取量が極端に減ると、体内でエネルギーを補充するために、筋肉を分解して糖質を生成します。つまり、筋肉が減少してしまうのです。筋肉が減少すると、新陳代謝が低下し、痩せにくい身体になってしまい、ダイエットに逆効果となります。ダイエット中でも炭水化物は摂取しましょう。
炭水化物の摂り過ぎには十分に気をつけよう
いかがでしたか?ご飯を抜いても意外なところでカロリーや糖質を摂取してしまっていることが理解できたと思います。
極端に炭水化物をカットすることはストレスの元になり、挫折しやすいです。特に日本人のDNAと言っても過言ではないお米を食事で全く摂らないことは、かなりのストレスになるでしょう。日本人が平均的に食事で摂取するエネルギーの半分以上は炭水化物です。1日に茶碗2杯分までのご飯なら食べてもダイエットは十分可能です。無理をせずチャレンジしてください。
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