今が旬の大根。煮物やおでんのほか、サラダにして生で食べてもおいしい万能選手ですよね!
そんな大根ですが、丸ごと1本購入すると、最後まで使い切れず冷蔵庫でシナシナにさせてしまうことも。
野菜が高い今年の冬は、大根に限らず少しでも無駄にしたくないですよね。
そこで!本日は大根を余すところなく味わえる、「まるまる一本使い切りレシピ」をご紹介します。
1. 豚しゃぶ大根鍋
材料:2〜3人分
- 大根 1本
- 豚バラ薄切り肉 300g
- 水菜 適量
- 水 400ml
- 鶏がらスープの素 小さじ1
- A ぽん酢 大さじ4
- A みそ 大さじ2
- A 七味唐辛子 適量
作り方
- 大根は1/3本はすりおろし、残りは薄切りする。水菜はざく切りする。
- 鍋にすりおろした大根をしき、大根、豚バラ薄切り肉を敷き詰め、水を加えて鶏がらスープの素を全体にふったら中火で熱し、中火で10分煮る。
- 水菜をのせ、Aを添える。
大根と豚バラの層が美しい、大根を1本まるまる使えるレシピです。豚バラの肉の旨味を大根が吸い込んでジューシーな鍋に仕上がりますよ。七味唐辛子のパンチ、みその旨味を加えたぽん酢でさっぱり食べるのがおいしい!
2. サバ缶みぞれカレー
鯖みそ煮缶と一口大に切った大根をすりおろした大根の水分で煮てつくるカレーです。大根は具として使うのと、煮汁で使うのとで使い分けてたっぷり使います。
材料:作りやすい分量
- サバみそ煮缶 1缶
- 大根 1本
- カレールウ(辛口) 2皿分
- おろしにんにく 小さじ1/2
- 醤油 大さじ1
作り方
- 大根は2/3本はすりおろし、残りは一口サイズの乱切りにする。
- 鍋にごま油を引いて中火で熱し、乱切りした大根を炒める。
- サバみそ煮缶、すりおろした大根を入れて中火で熱し、煮立ったらそのまま5分煮る。一旦火を止めカレールウを加えて溶かし、ふたたび中火で熱してとろみがつくまで煮たら醤油を加えて混ぜる。味を見て、塩気が足りなければ塩こしょう(分量外、適量)で味を調える。
- 器にごはん(分量外、適量)を盛り、3.をかける。
こちらも大根を1本まるまる使えるレシピ!水の替わりにすりおろした大根を使い、具にも大根をゴロゴロ入れた、大根づくしなカレーです。加熱されて甘みが増した大根とスパイシーなカレーが相性抜群です。カレールウは辛口を選ぶと味のバランスがいいですよ。
3. 大根もち
すりおろした大根、するめいか、片栗粉を混ぜて焼き、ラー油入りの酢醤油、焼き海苔を添えます。おもちのように焼き海苔で巻いて食べるとおいしいです。
材料
- 大根 1/2本
- さきいか 15g
- 醤油 小さじ1
- こしょう 適量
- 片栗粉 80g
- A ぽん酢 大さじ1
- A ラー油 適量
- 焼き海苔 適量
作り方
- するめいかは4cm幅に切る。
- 大根をすりおろしてボウルに入れ、するめいか、醤油、こしょう、片栗粉を混ぜる。
- 卵焼き器(なければフライパン)にごま油を引いて中火で熱して2.を流し入れ、両面をこんがりと焼く。器に盛ってA、焼き海苔を添える。
こちらは大根が余ったときの使い切りレシピです。すりおろしたら他の材料と混ぜて焼くだけで作れます。さきいかを入れるといかの出汁が滲み出ておいしさUP!磯辺焼きのように海苔で包んでたれをつけて食べるのもおすすめですよ。
なかなか使い切るのが難しい大根ですが、このレシピならおいしく食べきることができますよ。大根を1本丸ごと使い切りたいときや余ったときにぜひ作ってみてくださいね。
五十嵐ゆかり(管理栄養士・料理研究家)
1987年生まれ、千葉県出身。減塩でもおいしく作れる料理のコツなど、日々の暮らしに取り入れやすい健康レシピを提案している。美容や健康にうれしい要素を取り入れたレシピを得意とする。企画、レシピ・商品開発、執筆、メディア出演、講演、イベント出演、料理教室など、多方面で活動中。魅力発信☆むつざわ未来ラボの一員として出身地の千葉県長生郡睦沢町のPRをするなど、地域活性化活動にも取り組んでいる。
2016年10月に所属するフードクリエイティブファクトリーが恵比寿にエスニックカレーと濃厚かき氷のバー「ちゃのくん」をオープン。
http://chanokun.hatenablog.com/
著書に「食材の栄養素を最大限に引き出す便利帖」や「発酵いらずのちぎりパン」、「塩レモンでつくる基本のおかず」など。
ブログ:http://lineblog.me/igarashiyukari/
Twitter:https://twitter.com/igarashi_yukari
HP:http://foodcreativefactory.com/