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 脳の奥のほうにあって、記憶との関わりが深い「海馬」。アルツハイマー型認知症ではここの細胞が障害を受け、海馬が縮んでいるケースがよく見つかる。認知症でなくても、高齢者の海馬は年1~2%の割合で小さくなるという。

 失われた脳の細胞は元に戻らない、と以前は考えられていた。しかし、有酸素運動で高齢者の海馬をむしろ大きくできたという報告が、米国から出ている。

 指導者のもと、1回40分の歩行を週3回のペースで1年間。そんな運動をした人たち(平均年齢60代後半)は海馬の容積が平均2%増し、記憶にかかわる課題の成績も向上したという。歩行によって脳の神経細胞の新生を促す物質が血液中に増えたことが、容積のアップにつながったらしい。一方、ストレッチを中心にした人たちでは、海馬は1・4%ほど縮んでいた。

 海馬は、糖尿病の人でも萎縮が…

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