2016-12-09
「優秀な技術者が『大豆をビールの味に似せる』のを全力で研究。凄いかもしれんが世界的には何の意味もない」…これが酒税改正の理の一つ、という真偽不明だがありそうな話
税制改正 酒税一本化でビールは減税 ワインは増税 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20161208/k10010800071000.html
酒税では、麦芽の比率などで税率が異なる「ビール系飲料」について、平成32年10月から段階的に「ビール」を減税することになりました。一方、「発泡酒」と「第3のビール」を増税し、10年後の平成38年10月に、税額を、350ミリリットル当たり54.25円に一本化するとしています。また、日本酒やワインなどの税率はビール系のお酒と一本化されます。
「ビール」、「発泡酒」、「第3のビール」の税率が一本化されます。こうしたビール系のお酒は原料となる麦芽の使用割合などによって税率が違っています。
350ミリリットル缶当たりの税額は、現在、ビールが77円、発泡酒が47円、第3のビールが28円となっています。これを、景気動向を確認しながら4年後の平成32年10月、7年後の平成35年10月、10年後の平成38年10月と3段階で「ビール」を減税、「発泡酒」と「第3のビール」を増税し、税率を54.25円に一本化します。
背景には、国内のビールメーカーが税率の違いに着目し、低価格商品の開発競争にしのぎを削った結果、酒税全体の税収が減少したこと。また、税率を一本化することで各メーカーが国内の競争から世界市場を見すえたビールの開発に力を入れられるようにしようという狙いもあります。
ああ、明確なソースを自分では把握してない話だったが、NHKニュースの太字にした部分がたぶん同じような意味だろうな。
だれかから聞いたのか、読んだのか。
こんな話…
・日本のメーカーは膨大な開発費と、優秀な科学者、技術者の血のにじむような努力研究で「麦芽の割合が低くても味が本来のビールに近い発泡飲料」を作り出し、実際に味わいはかなり本物のビールに近づいてきた。
・しかし、それは確かにすごい技術だが、金と時間をかけたその技術は、日本のその国内酒税事情を考慮しなければ、世界的・人類的になーんの意味もない!
・日本の酒メーカーは世界市場で外国企業に伍して戦う技術力がある(現に世界市場に出ている)…なのに、こんな日本ローカルの事情で、金と人の資材を無駄遣いしてどうするんだ?
こんな憤りが業界や官界から出てきて、ついに財務省を動かして、やっとそれを修正する方向に動き出した…
まあ、本当にそれが今回の改正につながったのかの確信は持てませんが、理屈建てとしては、事実に反したところはないようであるな。
(国会審議でこういう議論もあったとも聞くが、やはり真偽未確認)
まれに「開発された新技術Bは、従来のAという技術にぜんぜん性能もコストも及ばないけど、Aという技術を独占する会社の、特許を回避する効果だけはある」と、そういう無いではないらしいし、それはそれで「特許制度」自体はトータルではプラスだろうからアレだけれど、そうだよな、「酒税」回避のために、結局は普通のビールより一味足りない「発泡酒」開発に青春と人生を費やした優秀なる日本のアルコール技術者たちは何を思うのだろう。
空しさか、哀しさか、
それとも「されど、われらが日々」という充実感か・・・・・・・・・。
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