6月から臨時列車として運行していた寝台特急「カシオペア」=札幌市白石区で2016年3月20日午後4時18分、手塚耕一郎撮影
3月以降はJR東管内のみで運行
JR東日本は、6月からツアー専用臨時列車として運行している寝台特急「カシオペア」(上野-札幌)の北海道内への乗り入れを来年2月末で終了すると発表した。北海道新幹線とJR貨物の共用区間となっている青函トンネルでダイヤ調整が難しく、同5月から寝台列車「トランスイート四季島」が運行を始めることなどが理由。カシオペアは同3月以降、JR東管内のみで運行する。
カシオペアは来年から、1月1日と同7日以降の毎週土曜日に上野を出発し、翌日に折り返す。下りは2月25日、上りは2月26日が道内の最終運行となる。1999年7月に運行が始まり、今年3月の北海道新幹線開業に伴い、通常運行が廃止された。【野原寛史】