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南場会長、ウェルク問題「報道で知り、がく然」

記者会見で謝罪するDeNA創業者の南場智子会長=東京都渋谷区で2016年12月7日、岡礼子撮影

 IT大手ディー・エヌ・エー(DeNA)が外部筆者の記事を集めてまとめた「キュレーションサイト」に根拠の不明確な記事を掲載したとして公開を中止した問題で、創業者の南場智子会長は7日の記者会見で、「ただただ残念で申し訳ないの一言。今回の件を機に会社を作り直すつもりで(再発防止などに)取り組んでいきたい」と謝罪した。

 夫で元USEN取締役の紺屋勝成さんが5日に53歳で亡くなったばかりで、南場会長の会見への出席は直前に決まった。南場会長は夫のがんの闘病を支え、2011年6月には看病に専念することを理由にDeNA社長を退任していた。

 問題の発端となった医療情報サイト「WELQ(ウェルク)」について「経営者として大変に不覚なことだが、ウェルクの提供している情報については、この件が報道されたから知った」といい、「家族の闘病が始まった時にインターネットの情報も徹底的に調べたが、役に立たず、『がんに効くきのこ』というような信頼できない話も2011年の時点では出てきた。そこから私の情報収集は論文と、専門家からのレクチャーが中心になった。ただ、同じ病気の患者の方のブログは毎日チェックしていた」という。「(問題が表面化した後で)ウェルクの中で『がん』と検索し、いくつかの記事が出てきたときには(当初はライトな健康情報のサイトを目指していたのに)『いつからこのような重い情報を出すようになったのか』とがく然とした」と肩を落とした。【大村健一/デジタル報道センター】

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