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映画「この世界の片隅に」は日常系アニメ たとえ戦争中でも生活は続いている

2016年12月4日 14時00分
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ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんによる、話題の作品をランダムに取り上げて時評する文化放談。今回はアニメ映画『この世界の片隅に』を取り上げます。

戦時下の日常系


藤田 片渕須直監督『この世界の片隅に』が話題になっています。今年度ナンバーワンアニメであるという声もあがっているほどですが……。
 第二次世界大戦のときの、広島と呉が舞台で、そこでの日常生活を非常に丁寧に描いた作品です。クラウドファンディングで3600万円以上集めたことでも話題のアニメでもあります。それで参加の感覚を支援者は抱くので、応援したくなりましたよね。のん(元、能年玲奈)さんが関わっているので、マスメディアでは宣伝しないように圧力がかけられたと報じられる騒動もあり、SNSを中心に多くの人が「応援」に「参加」して「宣伝」している現象も興味深いです。

飯田 戦時下の呉を舞台にした日常もの(?)ですね。アニメ『ブラックラグーン』(異様なこだわりで作られた傑作)や『マイマイ新子と千年の魔法』の片渕須直監督の最新作で、制作はMAPPA。企画は丸山正雄さん。虫プロの時代から日本のアニメーションにずっと携わってこられた方(長くマッドハウスにおられて、その後、MAPPAを立ち上げ)ですが、こと2000年代以降に限っても細田守に『時をかける少女』を撮らせた人であり、渡辺信一郎に『坂道のアポロン』を撮らせた人でもあります。
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