東京都議会の最大会派、都議会自民党の高木啓幹事長が代表を務める「自民党東京都北区第8支部」が昨年2月、新宿・歌舞伎町のライブバーに「政策懇談会」の名目で7万円の政治資金を支出していたことが24日、東京都選挙管理委員会が公表した2015年分の政治資金収支報告書で分かった。
高木氏は13年8~11月にも、このバーと銀座のクラブに計3回、第8支部の政治資金から各7万~20万円(計39万4000円)を支出していた。今年10月6日に発売された週刊文春が、13年分の政治資金からクラブなどに支出していたことを報じる記事を掲載。高木氏は15年分を含む計4件(計46万4000円)を返金し、同日付で収支報告書を訂正していた。
毎日新聞は高木氏側に「政策懇談会」の内容などについて問い合わせたが、期限までに回答がなかった。
高木氏は今年8月に幹事長に就任。猪瀬直樹元都知事が医療法人から5000万円を受け取った問題では、都議会自民党の急先鋒(せんぽう)として猪瀬氏を追及した。また今年10月4日の都議会代表質問では、都知事選で「都議会はブラックボックス」と発言した小池百合子知事を「知事の側こそブラックボックスだ」と批判していた。【芳賀竜也】
自民都連、築地から200万円寄付
一方、自民党東京都連の収入は4億4114万4820円で、支出は5億585万9209円だったことも分かった。収入のうち、自民党本部からの交付金は1億8396万900円。寄付は8606万2000円で、築地の水産仲卸業者でつくる任意団体「築地・水産仲卸政策協力会」から200万円の寄付を受けていた。
小池知事支部も公表
今年8月に就任した小池百合子知事が代表を務める「自民党東京都第10選挙区支部」と「自民党豊島総支部」の政治資金報告書も公開された。
党都第10選挙区支部は収入総額2731万円に対し、支出総額は2007万円で、723万円が2016年に繰り越されていた。自民党本部からの交付金が収入のほぼ4割を占め、団体からの寄付は「東京ハイヤー・タクシー協会」からの20万円のみだった。
党豊島総支部の収入総額は1333万円、支出総額は1307万円。収入のうち、個人の寄付は衆院議員時代の小池氏からの100万円など計400万円で、残りは党費などだった。【円谷美晶】