性感染症の予防対策のため「美少女戦士セーラームーン」とコラボレーションしたポスターやコンドームなどについて説明する厚生労働省の担当者=2016年11月21日午後3時50分、山田泰蔵撮影
「梅毒」など20代女性の増加 「幼少期に人気」で起用
厚生労働省は21日、性感染症の予防啓発として、人気アニメキャラクター「美少女戦士セーラームーン」を起用したポスターやコンドーム配布用のパッケージなど啓発グッズを発表した。キャッチフレーズは、主人公の決めゼリフをもじった「検査しないと おしおきよ!!」で、性感染症の予防や早期発見・治療を呼びかける。
厚労省によると、性感染症の中でも「梅毒」の感染者が昨年2697人で5年前の約4倍と急増している。特に20代の女性の増加が目立っているため、同年代の幼少期に人気があったセーラームーンの起用案が浮かんだという。性感染症の啓発ポスターでは男女双方に向けた内容にすることが通常だが、今回は「何とか若い女性に手にとってもらいたい」と特別に女性を対象にした。