私が小学生の頃、ある1日だけ流行った遊びがあります。
それは、「インドネシアのじゃんけん」です。
インドネシアのじゃんけん
インドネシアのじゃんけんって知ってますか?
日本のじゃんけんは「石・ハサミ・紙」の勝負ですが、インドネシアは手が違います。
「ゾウ・ニンゲン・アリ」です。
http://old.asean.or.jp/kids/play/indonesia/
上の勝ち負け図を見て、大抵の方が不思議に思ったかもしれません。
「アリってゾウに勝てるの?」
と。
小学生の頃の私も困惑しました。周りのみんなも困惑していました。
「まあ、こういうルールだから」
と言い聞かせてやってみるのですが、(ちなみに掛け声は「インドネーシア」です。)
それでも、小指と親指の対面になったときは「アレ、どっちが勝ちなんだっけ?」と一瞬間が必要になってしまいます。
で、「ゾウとアリはアリの勝ちだわ」と確認するわけですが、ゾウで負けた方はなんか納得いかないんですよね。
なんていうか、「アリがゾウに勝つ方法」が想像できないんですよ。
だから、「そういうルール」と言われてもなあと当時の私達は思っていました。
奇妙なじゃんけんにみんな少しだけ興味を持ちましたが、このルールがあまりにも気に食わなかったために、一日だけの流行となりました。
じゃんけんの優位関係の考察
あれから10数年たった今、このじゃんけんの優位関係がどうして成り立つのかを考えてみました。
まず、登場キャラの「ゾウ・ニンゲン・アリ」は全員武器などを持たない生身と仮定します。
ニンゲンVSゾウ
生身のニンゲンはゾウに対して、力で劣ります。
鼻で掴まれて踏みつぶされるのは時間の問題でしょう。
よってゾウの勝ちです。
ニンゲンVSアリ
ニンゲンがアリを潰すのは容易いことです。
よってニンゲンの勝ちです。
ゾウVSアリ
ゾウはアリと比べてとても大きいので、アリのこと見つけられないかもしれません。
もし、見つける能力があったとしても、特に相手にしないと思います。
その油断を利用して、アリは仲間を呼びます。
そして、1匹ずつこっそりゾウの鼻の穴から体内に侵入していきます。
少しずつアリに体内を侵されていくゾウは、気付かないうちに具合が悪くなってやられてしまいます。
よってアリの勝ちです。
うん、まあこんな感じなんじゃないでしょうか。
インドネシアのじゃんけんに納得いっていない人にはこのように説明してみてはいかがでしょう?
【今日の名言】
紙が石に勝つのも微妙だしね。