何やら、松山ケンイチの体重の増減ばかりが話題になっている気もしますが。
「3月のライオン」二海堂君のモデルと言われている
↑ よくまとまったレビューなので興味のある方はぜひ。
幼少期にネフローゼという難病にかかった村山聖(さとし)は、入院中に覚えた将棋に夢中になる。そしてトッププロになる程の才能があったのだが、過酷な勝負の世界で日夜将棋に打ち込んだためとうとう膀胱癌となり、短い人生を終えました。
実際、20代でA級棋士になり、羽生善治(はぶよしはる)と互角の戦績を残したことからもその才能がうかがえます。この羽生という人は、例えるならデビュー時から大谷翔平のように注目を浴び、毎年期待通りの活躍をして気がついたらイチロー以上の実績を残していた、というような神がかった人です。今でも三冠を保持しており、史上最強、不世出の棋士です。当時、東の羽生・西の村山と並べられたことから、いかに将来を嘱望されていたかが分かります。
村山の師匠である森は、自身はあまり強い棋士ではなかったのですが懐の深い人で、難病の村山を弟子に取り共同生活をしていました。この師匠と巡り合わなければ重病の彼がプロ棋士になるのは無理だったのではないかと思います。
よく見ると全然違う顔立ちのはずなのに、ホンモノに見えてしまうから不思議。
25kg~30kg増量してまた元の体重に戻したそうです。
「聖の青春」大崎善生
著者は月刊誌「将棋世界」の元編集長で奥さんは元女流棋士という、業界内の人です。
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