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オプジーボで効果ある患者、特定の免疫細胞が増加…治療効果予測に応用期待

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 がんの新しい免疫治療薬「オプジーボ」が効く皮膚がんの患者は、「9型ヘルパーT(Th9)細胞」と呼ばれる血液中の免疫細胞が増え、がんへの攻撃力を高めることがわかったと、京都大の大塚篤司助教(皮膚科学)らのチームが発表した。

 将来的には、血液検査で、治療効果を予測できる可能性があるという。国際科学誌に論文が掲載された。

 大塚助教によると、オプジーボは皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)の患者で、約3割には治療効果があり、約7割には効果がないとされるが、その違いが生じる仕組みがわかっていなかった。国内で、メラノーマは年間で10万人当たり1~2人が発症するとされる。チームは、メラノーマの患者46人にオプジーボを投与し、それぞれの血液を調査。その結果、腫瘍縮小などの治療効果のあった18人は、Th9細胞の数が治療前の約3倍に増加した。一方、効果のなかった28人では変化はなかった。Th9細胞自体は、がんを攻撃しないが、この細胞から分泌されるたんぱく質が、がんを攻撃する免疫細胞を活性化させるという。

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