古墳時代の馬 輪郭わかる状態で出土 群馬 渋川

古墳時代の馬 輪郭わかる状態で出土 群馬 渋川
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群馬県渋川市の金井下新田遺跡で、6世紀はじめに起きた榛名山の噴火の火砕流で埋もれた場所から、馬2頭の輪郭と骨の一部が見つかりました。県の調査事業団によりますと、馬の輪郭がわかる状態で出土したのは珍しく、当時、この地域に、どのような馬がいたのかなどをうかがうことができる、貴重な発見だとしています。
群馬県渋川市の金井下新田遺跡では、6世紀はじめに起きた榛名山の噴火の際に火砕流で埋もれたと見られる場所で建物跡から、2頭の馬の胴体部分の土が変色し、輪郭がわかる状態で見つかりました。
輪郭は、性別不明の2歳未満の子馬とメスと見られる3歳半未満の馬で、頭の骨の一部も見つかったということです。

群馬県埋蔵文化財調査事業団によりますと、古墳時代の馬の骨はこれまでにも発見されていますが、今回のように体の輪郭がわかる状態で見つかったのは珍しく、当時、この地域にどのような馬がいたのかなどをうかがうことができる貴重な発見だとしています。

調査事業団は今後、さらに詳しい調査を進め、18日、報道関係者に現地を公開することにしています。