八甲田山や弥陀ヶ原など 3火山で24時間体制で監視へ

八甲田山や弥陀ヶ原など 3火山で24時間体制で監視へ
気象庁は、ここ数年の間に火山活動に高まりが見られた富山県の弥陀ヶ原など3つの火山について、来月1日から24時間体制で火山活動の監視を行うことになりました。
新たに24時間体制で監視が行われるのは、青森県の八甲田山と、青森と秋田の県境にある十和田、それに、富山県の弥陀ヶ原の3つの火山です。

3つの火山では、ここ数年の間に噴気が一時的に活発になるなど、火山活動の高まりが見られ、おととし9月の御嶽山の噴火を受けて、気象庁が火口周辺に観測機器を整備するなどして、24時間体制で監視を行う「常時観測火山」に加える計画を進めてきました。

観測機器の整備は当初は昨年度中に終える予定でしたが、先月下旬までずれ込んだということで、24時間体制の監視は来月1日から始まるということです。

今回の3つの火山が加わることで、気象庁が24時間体制で火山活動を監視する火山は、全国で合わせて50になります。

気象庁は、鹿児島県の桜島と口永良部島以外の45の火山についても、火口周辺に観測機器の整備を進めていて、年内にはほぼすべての火山で設置を終える見込みだということです。