2016年11月17日12時32分
北陸新幹線で、延伸工事中の金沢―敦賀(福井県)間に新駅の「白山駅」(石川県白山市)をつくる案について、JR西日本の来島達夫社長は「この時期になって新しい駅というのは難しい」と、駅の設置に難色を示した。16日の記者会見で述べた。新駅にはJR西の同意が必要で、議論の行方に影響を与えそうだ。
白山駅の予定地近くにあるJR北陸線松任駅の特急利用者は、1日平均100~200人にとどまる。新幹線も北陸線と似たルートを通るため、白山駅の利用者も「相当少なくなってしまう」(来島氏)との見解だ。追加投資が重荷になることも懸念材料だという。
北陸新幹線は金沢から敦賀への延伸工事が進み、小松、加賀温泉、芦原温泉、福井、南越(仮称)の5駅をつくる予定だ。だが、10日の与党の検討委員会で金沢と小松の中間に「白山駅」をつくる案が示され、議論することになった。
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