新潟 糸魚川市の中学校でまたいじめ 「重大事態」に認定か

新潟 糸魚川市の中学校でまたいじめ 「重大事態」に認定か
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新潟県糸魚川市の中学校で、2年生の女子生徒がいじめを理由に30日以上不登校となっていることが明らかになり、市の教育委員会は同じ中学校で過去2年間に法律に基づく「重大事態」と認定されたいじめが2件起こっていることも踏まえ、詳しい経緯などを調べています。
糸魚川市の教育委員会によりますと、市内の中学校に通う2年生の女子生徒が先月から学校内でのいじめを理由に30日以上不登校になっているということです。女子生徒は、ことし4月、同級生から「給食の準備が遅い」などと厳しい言葉をかけられたことから、学校に「いじめを受けている」と相談したということです。
学校側は、同級生を指導しましたが、その後も同じような言動が繰り返されるなどしたため、7月には教師が立ち会って、同級生が女子生徒に謝罪する場が設けられたものの、状況は変わらなかったということです。

市の教育委員会は、法律で定められた心身に重大な被害を及ぼすおそれがある「重大事態」にあたる可能性が高いと見て、詳しい経緯を調べています。この中学校では、おととしとことし、「重大事態」と認定されたいじめが起きており、教育委員会では学校側の対応についても調べることにしています。